札幌オフィス動向
2024-12-16 15:20:46

札幌オフィスマーケットレポート:空室率が3ヵ月ぶりに低下

札幌オフィスマーケット最新レポート



2024年11月度の札幌市におけるオフィス賃貸の現状が、三幸エステート株式会社の最新レポートにて発表されました。このレポートは、札幌市のオフィス空室率や現空面積、募集賃料および募集面積など、様々なデータを網羅しており、特に市場の動向に注目が集まっています。

オフィス空室率の改善



レポートによると、札幌市の空室率は3ヵ月ぶりに低下し、現在は3.16%と報告されています。この数値は、前月比で0.19ポイントの減少を示しており、特に新築や築浅ビルの新規開設や拡張移転による空室の消化が進んだことが要因とされています。また、エリア別に見ると「北口エリア」の空室率は前月比で1.0ポイントの大幅な低下を記録しました。

潜在空室率も前月比で減少し、4.51%となりました。これによって、特に幅広い業種から前向きな移転需要が高まっていることが示されています。一方で、高価格帯のビルについてはリーシング活動に時間がかかるケースも確認されています。

募集賃料の動向



続いて、募集賃料に関するデータも注目です。応募賃料は前月比でわずかに上昇し、現在は12,480円/坪となっています。価格の推移を見ても、大きな増加は見られないものの、全体的に12,000円/坪台半ばでの安定した状況が続いています。

このような状況は、様々な企業のニーズに応えることが求められるオフィス戦略の重要性を裏付けています。特に、賃料水準や立地条件が良好なビルに対する引き合いが目立ち、テナント誘致においても競争が激化している様子が伺えます。

市場の全体像



三幸エステートの支店長、滝口恵貴氏は、100坪以上の大口の面積帯に関して特に気になる点を指摘しています。従来はテナント誘致に時間がかかる傾向がありましたが、最近では徐々に大口需要も増加してきていると述べています。これは、経済活動が活発化しているためであり、新築ビルにおいても大口テナントの成約に向けた話が進んでいるケースが見られるとのことです。

結論



札幌市のオフィスマーケットは、新築ビルの需要や経済活動の活発化を背景に、空室率が改善しつつあります。テナント移転需要も高まっており、今後の市場動向には注目が必要です。特に、新築ビルや好立地においてはテナントの引き合いが集まりやすく、今後の展開に期待がかかるところです。

このレポートは、三幸エステートの公式サイト(こちら)でも確認できます。オフィスに関する情報やニーズに幅広く応える三幸エステートの今後の展開にも注目です。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

会社情報

会社名
三幸エステート株式会社
住所
東京都中央区銀座4-6-1銀座三和ビル
電話番号
03-3564-8089

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。