網屋とNTT Comが販売代理店契約を締結
株式会社網屋とNTTコミュニケーションズは、販売代理店契約を締結し、網屋の提供する「フルマネージドSASE Verona」の販売を開始することが発表されました。この契約により、両社は中堅・中小企業向けに革新的なセキュリティソリューションを提供し、企業のセキュリティ課題への解決策を強化します。
背景とセキュリティの必要性
私たちの仕事環境は急速に変化しています。特に、テレワークの普及やクラウドサービスの活用が進む中で、企業が守るべき情報は、従来のネットワーク内部だけでなく、様々な場所に分散しています。この状況の中で、セキュリティの重要性がこれまで以上に高まっています。
特に、「ゼロトラストセキュリティ」アプローチが注目されています。これは、ネットワークの内部外部を問わず、すべての情報資産に対してリスクを認識し、適切な対策を講じる考え方です。しかし、多くのSASE(Secure Access Service Edge)ソリューションは、導入や運用に高度な専門知識や高額なコストが必要です。そのため、中堅・中小企業ではなかなか手が出せないのが現状です。
フルマネージドSASE Veronaの特徴
網屋が提供する「フルマネージドSASE Verona」は、これらの問題を解決します。この製品は、全ての運用や管理を網屋の専門エンジニアが代行するフルマネージド型であり、比較的手軽に導入できるのが特長です。中堅・中小企業にとって、セキュリティを維持しながらコスト面でも優位性を保つことが可能です。
NTT Comは、この新たな製品を通じて、中堅・中小企業のセキュリティニーズに応えたいと考えています。既存の販売網や豊富な販売ノウハウを活かし、Veronaの市場拡大を図ります。
NTTコミュニケーションズと網屋の紹介
NTT Comは、1999年に設立された企業で、通信技術を基盤とした高品質なICTサービスを展開しており、法人事業においては特に注目されています。特に、5GやIoTを活用した新たなビジネスモデルの創出、地域社会のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援に取り組んでいます。
一方、株式会社網屋は、自動化を通じて全ての人が高水準のサイバーセキュリティを享受できる社会の実現を目指しています。セキュリティ製品の企画から販売までをワンストップで手掛けており、AI技術やクラウドネットワークを駆使した独自のサービスを展開しています。
まとめ
この販売代理店契約により、網屋とNTT Comは、中小企業向けのセキュリティソリューションを強化し、社会全体のサイバーセキュリティを向上させることが期待されています。企業が安全にデジタルシフトを進める上で、フルマネージドSASE Veronaは非常に有効な選択肢となるでしょう。