タイミー、採用面接の効率化に向けた新しいAIツールを導入
株式会社エクサウィザーズの関連企業である株式会社タイミーは、AIを活用した面談要約・分析ツール『exaBase 面談要約』を導入しました。2025年6月から営業部門の採用面接での活用が始まり、面接の質向上や育成の効率化を目指します。
導入の背景
タイミーは、従来の採用面接プロセスが担当者の主観に依存しやすく、面接官間の品質のばらつきが問題となっていました。また、候補者の体験にも差があり、その結果として効率的な人材育成が難しくなっていました。このような課題を解決するために、面接データの蓄積や候補者体験の向上、フィードバックの標準化などが期待され、『exaBase 面談要約』の導入が決定されました。
『exaBase 面談要約』の機能と活用法
このツールは面談内容をAIが自動で要約・分析するもので、具体的には以下のような機能があります:
1.
面接フィードバックの効率化
面接官が行った評価を迅速に要約し、フィードバックを従来の3分の2以下の時間で行うことができます。このことによって、面接官は適切な判断ができているかどうかを客観的に確認しやすくなります。
2.
候補者体験の向上
次の面接官へ詳細な情報を提供することで、候補者にとってもスムーズな面接体験を実現します。また、候補者の質問に対する回答内容を分析し、標準化することも可能です。
3.
人材育成の効率化
面接官の育成時間は30%短縮される見込みで、効率的なフィードバックが可能なテンプレートが搭載されています。これにより、定量的なデータをもとにより客観的な評価が実施できるようになります。
現在は営業部門に導入されていますが、今後は他の部門でも利用を拡大していく予定です。さらに、7月末より新たに公開される分析機能にも期待が寄せられています。この機能では、面接候補者の質問傾向や候補者から見た自社のブランド分析、さらには質問と回答の傾向をもとにした採用コンテンツの制作が可能になります。
タイミー社のコメント
HR本部の次世代部長である坂田優也氏は、「exaBase 面談要約の導入により、議事録の質や量が大きく向上し、後続の面接官や採用メンバーが詳細な議事録を参照することで、より良い設計を行うことができるようになった」と述べています。また、データの蓄積が面接品質を向上させる鍵になると期待を寄せています。
まとめ
AIツール『exaBase 面談要約』は、タイミーが採用面接の質を向上させるために導入した革新的な技術です。採用プロセスの効率化と候補者体験の向上を実現するこのツールが、今後どのように活用されていくのか、大変楽しみです。詳しい情報は
こちらから確認できます。
会社概要
株式会社タイミー
株式会社エクサウィザーズ