建設業界を変革する「ARCHITREND ONE」の登場
建設業界における設計情報の共有と業務効率化に新たな息吹をもたらすサービス「ARCHITREND ONE」が、フォトラクションと福井コンピュータアーキテクトの共同開発によって、2024年12月11日に発表されました。この革新的なサービスは、設計業務をよりスムーズかつ効率的に行うことを目的とした設計コネクトサービスです。
ARCHITREND ONEとは?
「ARCHITREND ONE」は、国内で38,000社以上に導入されている3D建築CADシステム「ARCHITREND ZERO」とクラウドサービスを融合させた、業務効率化を力強くサポートするBIMとクラウドの画期的なソリューションです。建設業界のデジタル化が進む中、設計情報のリアルタイム共有や情報整理の重要性が高まっています。これに応える形で誕生した「ARCHITREND ONE」は、操作性やデータの整合性を保ちながらも、業務をより円滑に進めるための設計支援サービスとなっています。
このサービスのポイントは、様々なデバイスからいつでもどこでも最新データにアクセス可能ということ。これにより、設計変更時の情報伝達が迅速に行えるようになり、各部署や協力会社における設計情報の共有がスムーズに行えるようになります。アカウント単位でのアクセス制限や編集権限の管理も行えるため、より安全に情報を運用することが可能です。
共同開発の背景
ARCHITRENDシリーズは1984年以来、住宅事業者のデジタル化を支えてきた実績があります。その中で、特に最新作の「ARCHITREND ZERO」は、建設業の未来を見据えた様々な機能を搭載し、BIMシステムとして国内シェアNo.1の地位を確立しました。フォトラクションはこの流れの中で、建設支援クラウドPhotoructionを基にしたさらなる新サービスの提供を目指し、「ARCHITREND ONE」の開発に参加することになりました。
業務効率化がもたらす未来
住宅市場では、2025年に向けて省エネなどの要件が強化され、設計と施工における精度と速度が求められています。「ARCHITREND ONE」は、これらのニーズに応えるために、パートナーシップを結んだ福井コンピュータとフォトラクションの両者が持つテクノロジーを活かした新たなサービスを提供します。各種プログラムとの連携や機能拡張も予定されており、今後も進化を続けることが見込まれています。
コメント
福井コンピュータホールディングスの佐藤浩一氏は、「ARCHITREND ONE」が基本設計図を中心にした情報伝達の精度を高めることが、住宅業界の生産性向上に不可欠であると語ります。また、フォトラクションの中島貴春氏は、ARCHITRENDの新サービス提供に誇りを感じ、グローバル市場へも展開していく意欲を示しました。
このように、「ARCHITREND ONE」は建設業界の変革を促進する重要なソリューションとして、今後の展開が期待されます。デジタルの力を活用した新しい働き方を、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。