Absolute Software、NetMotion Completeの新バージョンを発表
2022年4月4日、カナダのAbsolute Softwareが最新のゼロトラスト・ソリューション「NetMotion Complete by Absolute」の新バージョンをリリースしました。日本ではAbsolute Software株式会社が運営しており、東京都千代田区が拠点です。今回のアップデートには、Mobility v12.5とMobile IQ v3.50が含まれ、多々の新機能が追加され、既存機能の強化も行われています。
モバイルワーカーを支える新機能
この新しいバージョンでは、特に「どこでも仕事ができる(WFA)」環境におけるモバイルワーカーのニーズに応じて、導入の柔軟性やセキュリティ状態の監視、ネットワークの可視化が強化されています。特に、セキュリティの重要性が増す中で、エンドユーザーの体験を犠牲にすることなく、高いセキュリティが確保されています。
主要機能の強化
統合認証の強化
今回のリリースでは、Mobility VPNの認証手段として新たにSAML認証が追加され、既存のIDプロバイダとの統合が可能になりました。この機能により、多要素認証によるアクセス制御ができるため、管理者やユーザーのセキュリティが一段と向上します。
高度な復活機能
新たに導入されたハイパーレジリエントな展開アーキテクチャにより、自動フェイルオーバー機能が実現され、極めて高い可用性が確保されています。また、地理的に分散した拠点での冗長構成や水平方向のスケールアウトが可能になり、ダウンタイムゼロを実現するアップグレードも可能です。
クライアント機能の追加
Windows向けのクライアントでは新たに自己復活機能が搭載され、Windows 11やARMプロセッサを搭載するWindows及びmacOSの利用もサポートされています。これにより、さらなる利便性とセキュリティが実現されています。
診断機能とエクスペリエンス監視
改善された診断機能は特に5Gネットワーク利用時の状態を検出することができ、ZTNA(Zero Trust Network Access)ポリシーの効果をダッシュボードで可視化することができます。これにより、フィッシングやマルウェア攻撃に対する迅速な対応が可能となります。
ZTNAアクション
セキュリティイベントやビジネスニーズに応じて、特定の条件下ではログ収集を行わない設定が可能になったことで、プライバシーの維持が図られます。また、ポリシーによって再認証を強制することができ、リスクを回避するための細やかなポリシー制御が実現されています。
組織の安全を守る
NetMotion Completeは、Absolute Softwareのレジリエント・ゼロトラスト・ソリューションの中核を成し、業務効率と安全性を両立させる強力なツールとなっています。新バージョンへのアップデートは、既存のサブスクリプションを持つ全てのユーザーに対して可能で、全世界で16,000社以上が導入しています。
これにより、リモートワークの推進とともに、サイバーリスクへの対策がいっそう強化されることが期待されています。詳しくは、
公式サイトをご覧ください。