奇才・宮川彬良が大阪市音楽団と東京で特別公演
この秋、東京芸術劇場にて開催される「ブラスウィーク2010」において、特に注目すべき公演があります。それは、奇才・宮川彬良と大阪市音楽団によるものです。11月4日の公演では、宮川が手がけるオリジナル作品や編曲作品を通じて、今までにない新たな音楽体験が提供されることでしょう。
大阪市音楽団の歴史的背景
大阪市音楽団は、1983年に創立された伝統ある吹奏楽団で、87年の歴史を誇ります。大阪市直営であり、公式行事や学校公演に注力してきた同楽団ですが、東京での公演は1997年以来、13年ぶりの出来事となります。そのため、今回の公演はファンにとって特別な意味を持つでしょう。
宮川彬良との出会い
宮川と大阪市音楽団との関係は、1997年に遡ります。当時、宮川が担当した「なみはや国体」の行進曲において、大阪市音楽団が模範演奏を録音したことがきっかけです。宮川は、全く会ったことのない楽団が自分のイメージ通りに演奏をする様子に感動し、以来共演の機会を夢見続けてきました。「願いが叶った今、本当に嬉しい!」と彼は語ります。
プログラムの内容
宮川のコンサートの特徴は、全ての曲が彼自身によるオリジナル作品または編曲作品で構成されています。特に目を引くのは、昭和歌謡の名曲「宇宙戦艦ヤマト」や、テレビ番組「ゲバゲバ90分」のテーマ曲です。また、彼が手塚治虫の名作からインスパイアを受けて作曲した「ブラック・ジャック」も演目に含まれています。さらに、ゲストとしてサックス界の第一人者、平原まことが参加し、パフォーマンスに華を添えます。
宮川の多才な才能
作曲家である宮川は、指揮、ピアノ演奏、トークを兼ね備えたエンターテイナーとしても知られています。彼は、単なる演奏会を超えた新たなアプローチで観客を魅了し、吹奏楽界に新たな刺激を与えています。本公演では、演奏の合間に行うトークや独特のパフォーマンスが特に楽しみです。
公演概要とチケット情報
「宮川彬良&大阪市音楽Dahhhhn!」の公演は、以下の日時、場所で行われます。
- - 日 時:2010年11月4日(木)19:00開演(18:30開場)
- - 場 所:東京芸術劇場大ホール (池袋駅西口徒歩2分)
- - 作・編曲、指揮:宮川彬良
- - 吹奏楽:大阪市音楽団
- - 特別ゲスト:平原まこと(サクソフォン)
チケットは、S席5500円、A席4500円、B席3500円、C席2500円、D席1000円となっており、未就学児の入場はできません。また、国内の3楽団公演セット券も用意されており、特定の条件下で割引も適用されます。
この機会に、奇才・宮川彬良の世界観を体感し、吹奏楽の新たな魅力に触れてみてはいかがでしょうか。観客と演奏者が一体となる瞬間、そして彼の持つ多彩な才能を感じ取ることができるでしょう。