文学作品の冒頭から英単語習得
2024年12月25日、株式会社くろしお出版より、注目の新刊『名作で身につく心に残る英単語』が発売されました。この本は、英米文学作品の冒頭部分に焦点を当て、語彙や文法を深く掘り下げて解説しています。英単語をストーリーと共に覚えるという新しい学び方を提案し、特に大人が楽しむことができる内容が魅力です。
イメージを伴った単語学習
単語を覚える際、単に暗記するのではなく、その単語が使われた文脈や情景を理解することが重要です。文学作品からの冒頭部を活用することで、単語に対する具体的なイメージが生まれ、記憶に残りやすくなります。これにより、日常会話や学校の英語の授業で習った単語とは異なる、新しい感覚での学びが提供されます。
本書の構成と内容
本書は各章ごとに、以下のような構成がなされています。
- - 本文: 各作品の冒頭文を掲載し、学んでほしい英単語や表現を青字で示します。
- - 意味: 本文の日本語訳と、青字の英単語に対応した訳が記載されています。
- - 単語・語法: 各単語の詳細な説明と発音記号が示され、理解を深めます。
- - 文法のポイント: 英文を理解するために押さえておくべき文法の解説も行われています。
- - 聞いてみよう: 各章で取り上げた英文を音声で聴くことができ、リスニング力を高めることもできます。
- - 単語・表現の一覧: 各章で学んだ単語や表現がまとめられています。
特に取り上げられている文学作品には、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』や、ジョージ・オーウェルの『動物農場』など、名作がズラリと並んでいます。
語学習得に新たな視点を
単調な単語学習に飽きている方や、文法に苦手意識を持つ学生にも最適な一冊です。文学の魅力を楽しみながら、英語の知識を深めもし、その結果として語学力が向上することが期待されます。このように、単語を学ぶその過程自体が豊かで楽しい体験になり得ることを、本書は教えてくれるでしょう。
さらに、すでに名作のタイトルやあらすじを知っている方にとっても、英文を通して新たな発見が待っています。英語の学びを経て、文学の奥深さを再確認できる貴重な機会となることでしょう。
著者陣の背景
本書は、英語学と文体論を専門とする杏林大学の倉林秀男教授と、英語教育に精通する大阪星光学院の石原健志教諭の共著です。両者はそれぞれの長年の研究と経験を活かし、英語を学ぶ楽しさと有用性を見事に表現しています。
書誌情報と購入リンク
- - 書名: 名作で身につく心に残る英単語
- - 著者: 倉林秀男・石原健志
- - 定価: 2,200円
- - 判型: A5判/168ページ
- - 発行: 株式会社くろしお出版
- - ISBN: 978-4-87424-995-6
- - 発売日: 2024年12月25日
興味がある方は、ぜひ書店やオンラインショップで手に取ってみてください。
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