世界環境デー特別企画: 焼杉体験会
毎年6月5日は世界環境デー。この日に合わせて、鹿児島で「焼杉体験会」が開催されます。焼杉は西日本の伝統的な外壁材で、南九州に自生する杉を活用しています。この体験会を通じて、地元の木材の持続的な利用や伝統工法の魅力を学ぶ機会となります。
焼杉の基礎知識
焼杉とは、杉板の表面を焼き、炭化させることによって得られる外壁材です。そのため、焼杉には高い意匠性と耐久性が備わっています。実に30年以上も持つと言われるこの素材は、最近の住宅建築にも積極的に取り入れられており、すでに42棟の実績を誇っています。
地産地材の重要性
南九州は、飫肥杉という高品質な杉の産地として知られています。地元の素材を使用する「地産地材」の理念は、地域の林業を活性化するだけでなく、輸送コストの削減にも寄与します。焼杉にすることで、飫肥杉特有の黒い斑点が目立たなくなり、美しい外観を持つ化粧材としての利用が可能になります。
サスティナブルな理由
焼杉が持つサステナビリティの要素は多岐にわたります。まず、地元産の杉を活用することで、地域に密着した資源利用が実現しています。また、焼杉は長寿命であり、状態が悪くなった板一枚でも簡単に交換できるため、廃材を生じることがありません。このように、焼杉は環境にやさしい素材として注目されています。
焼杉体験会の詳細
2021年6月5日(土)に行われる焼杉体験会では、伝統的な三角焼き技法を用いた焼杉製作を体験できます。参加者はこの伝統工法を実際に学ぶことができ、焼杉の魅力に触れる貴重な時間を過ごせるでしょう。体験後には、迫力ある焼杉の姿を目にすることができるため、その美しさに感動すること間違いありません。
- - 日時: 2021年6月5日(土) 13:30〜 約90分
- - 場所: 鹿児島市石谷町3624-9(株式会社ベガハウス本社)
この焼杉体験会は、地域をより良くし、環境を大切にする意識を高めるための素晴らしい機会です。地元の魅力を再発見し、地産地材の重要性を理解するきっかけになることでしょう。
詳しい情報や参加申し込みは、公式サイトでご確認ください。