新たに登場した会員制サービス『チイオシ』
株式会社フューチャーリンクネットワーク(FLN)は、2024年10月28日に地域と都市を結ぶ会員制サービス『チイオシ~チイキ推し活プロジェクト~』を新たにリリースしました。このサービスは、地域活動や課題解決に参加することで、地域と深い関係を築くことを目的としたコミュニティプラットフォームです。
『チイオシ』のサービス概要
『チイオシ』では、地域の「アンバサダー」が地域活性化のためのプロジェクトを紹介し、会員はそのプロジェクトに参加することができます。参加者は自分が応援したい地域を選んで活動に関わり、地域の持続可能な発展に寄与することができます。具体的な活動内容は以下の通りです:
- - 地域内イベントや地域おこしプロジェクトへの参加
- - 移住体験や就農体験
- - 空き家の改修や地域訪問者の見守り活動
- - 地元企業や店舗の事業承継支援
- - 空き家や宿泊施設の利用、ワーケーションなどの新しい働き方の提案
アンバサダーは地域の活動をサポートする個人や企業、自治体で構成され、事前審査を経て加入することが可能です。加盟費用は無料で、会員数やプロジェクトに応じた報酬が設定されています。
サービス開始の背景
昨今、人口減少や地域の活力不足が問題となっている日本。大都市への人口集中が進む一方、地方では少子高齢化の影響で地域経営者の後継者不足が深刻化し、多くの地域店舗が閉鎖に追い込まれています。これに伴い、以下のような社会的ニーズが高まっています。
- - コミュニティに帰属したいという個人の需要
- - 定年前後の世代が新たな所属先を模索
- - 自らの意思で選びたくなるコミュニティ参加への意欲増大
FLNは、全国914市区町村での地域ネットワーク「まいぷれ」を通じて築いた地域事業者との関係を基に、『チイオシ』を展開します。これにより、単なる移住・定住推進ではなく、より柔軟な形で人々と地域を結びつけることを目指しています。
サービスに込めた想い
FLN代表の石井丈晴氏は、『チイオシ』を通じて地域と都市の新たな関係を創出し、地方創生に寄与したいと考えています。人口減少をただ受け入れるのではなく、地域を「推す」という文化を醸成することで、みんなが応援したい地域を見つけ出し、地域課題を解決していくことを目指しています。また、会員は職場や家庭とは異なる第三のコミュニティを発見し、新しい文化を生み出すことが期待されています。
ロゴデザインに込められた思い
『チイオシ』のロゴデザインは、ユーザーのアクションである「押す・推す」によって地域が明るく輝く様子を表現しています。スイッチボタンと日本地図をモチーフにし、各人の「推し活」が地域コミュニティの活性化につながることを象徴しています。スイッチはアクションの起点であり、地図は人々が繋がる様子を表しています。
今後の展望
今後、FLNは『チイオシ』の個人会員とアンバサダーを全国各地で募集し、地域イベントを充実させるや新たなプロジェクトの立ち上げ支援を行います。また、法人会員向けの福利厚生としての利用も推進し、空き家や施設を活用した新たな働き方を提案していきます。『チイオシ』を通じて、FLNは地方創生に新たな風を吹き込み、持続可能な社会の実現に貢献していくことを目指します。