統合セキュリティプラットフォーム『Securify』が新機能を搭載
株式会社スリーシェイクが手掛ける統合セキュリティプラットフォーム『Securify』は、2025年9月24日にCSPM(Cloud Security Posture Management)機能とSBOM(Software Bill of Materials)機能の正式版をリリースしました。この新しい機能により、企業はクラウド環境とソフトウェアサプライチェーンのリスクを単一のプラットフォームで包括的に管理できるようになりました。
クラウド利用の拡大とセキュリティの課題
近年、企業のクラウド活用が進む中で、クラウドサービスの設定ミスを原因とするセキュリティ事故が引き続き深刻な問題として浮上しています。同時に、オープンソースを利用したソフトウェア開発も一般的になっており、ソフトウェアの構成要素を詳細に把握するためのSBOMの重要性が高まっています。アメリカでは政府調達においてSBOMの提出が義務化されており、日本でも経済産業省がソフトウェアサプライチェーン強化を推進しています。
Securifyのクリアな解決策
新たに実装されたCSPM機能では、企業のクラウド環境の設定を継続的に監視し、コンプライアンス違反や設定ミスを検出することでリスクを可視化します。主な特徴として、包括的なコンプライアンス管理やマルチクラウド環境の統合管理、リスク優先順位付けの自動化などが挙げられます。特に、AWS、Google Cloud、Microsoft Azureといった主要なクラウドサービスに対応しており、単一のダッシュボードで全てのセキュリティリスクを管理することが可能です。
SBOM機能についても新たに導入され、ソースコードやビルド成果物、クラウド環境において自動で生成することができます。これにより、企業は常に最新のソフトウェア部品表を維持でき、ライセンスコンプライアンスの自動化も実現しました。
統合されたセキュリティの未来
「Securify」は、CSPM機能やSBOM機能に加えて、脆弱性診断やASM(Application Security Management)など、さまざまなセキュリティ機能を統合したプラットフォームです。企業はこのシステムを活用することで、より強固なセキュリティ体制を構築し、持続可能な運用を実現できます。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の戦略にも大いに寄与することでしょう。
詳細については、Securifyの公式サイト(
https://www.securify.jp/)をご覧ください。