MI-6と倉敷紡績が切り拓く素材産業の新たな未来
MI-6株式会社は、素材産業における研究開発の革新を支援するため、倉敷紡績株式会社(通称:クラボウ)との導入事例を発表しました。この事例は、特にマテリアルズ・インフォマティクス(MI)を用いてどのように課題解決が進んでいるのか、またその成果について多角的に掘り下げたものです。
導入の背景
倉敷紡績は近年の業容拡大を図る中で、2020年にMI-6が提供する「Hands-on MI®︎」サービスを導入しました。この取り組みは、技術研究所が情報科学や計算科学の手法を用いた技術探索に寄与するための変革です。こうした新しいアプローチの導入は、実験者や解析者が共にデータ活用に取り組む文化を醸成するための重要な一歩となりました。
MI活用の成果
インタビューを通じて、クラボウの技術研究所の八木様、萩谷様、南條様、宮崎様から具体的な成果が語られました。実験者のデータ意識の変化に伴い、「経験則や感覚」のみに依存せず、データに基づいた予測を行うようになったといいます。このような“データ駆動型思考”は、組織内においても広がりを見せており、メンバーの意識とスキルの向上にも繋がっています。
さらに、チームとしての能力が高まり、研究の風潮が大きく変わってきたことも指摘されています。メンバーそれぞれがMIの活用に積極的に取り組むことで、組織全体が成長しているのです。
今後の展望
MI-6は、導入事例を通じて得られた知見や成功事例を、今後他の企業にも展開していく考えです。MIの活用は、素材産業だけでなく、製造業全般に広がる可能性を秘めています。実際、製品開発や製造の各領域でMIを活用することで、より効率的な研究開発が可能になると期待されています。
特に、MI-6のデータサイエンティストが関与することで、信頼性の高い技術をもとに顧客の課題を解決するサポートが行われています。具体的には、新しい材料の開発や製造プロセスとの関係性の分析など、様々な分野に応じた支援が行われています。
また、MI-6では、自社にデータサイエンティストがいる企業向けにもサポートを提供しており、内部での課題解決能力を強化する手助けも行っています。
さらなる情報
より詳細な情報は、MI-6の公式ウェブサイトやオウンドメディア『miLab』で発信されています。他にも、導入事例やインタビュー全文へのリンクを用意しておりますので、ぜひご覧ください。
会社情報
会社名: MI-6株式会社
設立: 2017年11月17日
所在地: 東京都中央区日本橋小舟町8-13
代表者: 木嵜 基博
事業内容: マテリアルズ・インフォマティクスおよびロボティクス技術の応用