生活保護制度を考えるシンポジウム開催 ― 司法書士の役割と課題とは?
少子高齢化や社会的危機が深刻化する日本において、生活保護制度のあり方や、それを支える司法書士の役割が改めて問われています。日本司法書士会連合会は、この問題に焦点を当てたシンポジウムを、2024年12月1日(日)にZoomウェビナーで開催します。
シンポジウムの背景
生活困窮者の増加は、社会問題として大きな関心を集めています。単に法律的な問題解決だけでなく、継続的な支援や、行政機関や他職種との連携が不可欠です。司法書士はこれまでにも貧困問題に取り組んできましたが、社会からの期待はますます高まっています。このシンポジウムでは、現状分析に基づき、司法書士の果たすべき役割や具体的な取り組みについて議論します。少子高齢化が進む日本社会において、生活保護制度をはじめとした社会保障制度のあり方が問われている今、このシンポジウムは大変重要な意味を持ちます。
シンポジウムの内容
シンポジウムは、「生存権と司法の役割」をテーマにした基調講演と、「貧困の克服と司法の役割」をテーマにしたパネルディスカッションで構成されます。
基調講演では、大分大学准教授の志賀信夫氏が、生存権という観点から、司法が担うべき役割について、深い知見に基づいた講演を行います。講演内容は、現代社会における生存権の重要性、司法の役割、生活保護制度との関連性などを多角的に考察する内容となるでしょう。
続く
パネルディスカッションでは、志賀信夫氏に加え、つくろい東京ファンドスタッフの小林美穂子氏、埼玉司法書士会会員の飛鳥井行寛氏、富山県司法書士会会員の桑名林氏らがパネリストとして登壇。日司連市民の権利擁護推進室室委員の布目貴大氏がコーディネーターを務め、活発な議論が展開される予定です。多様な立場からの意見交換により、生活保護制度の現状と課題、そして司法書士の積極的な役割について、より深い理解が得られるでしょう。
参加について
シンポジウムはZoomウェビナー形式でオンライン開催され、どなたでも無料で参加できます。定員は950名で、定員になり次第締め切りとなります。申込期限はありませんが、早めの申し込みがおすすめです。
期待される効果
このシンポジウムは、生活保護制度に関わる様々な課題を明らかにし、司法書士の役割を再確認する機会となります。参加者にとって、貧困問題への理解を深め、具体的な支援策を考えるための貴重な機会となるでしょう。また、関係各機関との連携強化にもつながることが期待されます。
開催概要
開催日時:令和6年12月1日(日) 午後1時~午後4時
開催方法:Zoomウェビナー
対象者:どなたでも
参加費:無料
定員:950名
申込締切:なし(定員になり次第締め切り)
* お申込み方法:下記URLまたは二次元コードから
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_YSBhE2-TTwSy2BJrVnng0g
※通信料は参加者のご負担となります。
このシンポジウムが、日本の社会保障制度の更なる発展に貢献することを期待しています。