児童養護施設出身者への支援を考える講演会
2022年9月9日、埼玉県の埼玉会館小ホールにて、一般社団法人コンパスナビ主催の講演会『児童養護施設で育ち巣立った若者の心の傷とその後』が開催されます。この講演会は、虐待を受けた若者たちの現状を知り、彼らへの支援の重要性を考える機会を提供します。
講演の目的と意義
児童養護施設に入所する理由の約70%が虐待であることは、社会問題として深刻です。18歳で施設を卒業した後も、その影響は彼らの人生に影を落とし、精神的な不安定さや社会適応の難しさを引き起こす要因となっています。このような現状を背景に、講演では関係者が集まり、支援のあり方とネットワークの構築について議論します。
講演者の顔ぶれ
今回の講演会では、著名な講演者たちがそれぞれの視点からお話しします。ミュージシャンで俳優の
矢野デイビット氏、俳優の
古原靖久氏、映像作家・絵本作家の
西坂來人、ACHAプロジェクト代表の
山本昌子、コンパスナビ社員でタレントの
ブローハン聡が登壇し、彼らの経験や見解を通じて、参加者に考えを促します。
参加方法と背景
講演会は定員480名で、広く一般の方にも参加を呼びかけています。児童養護施設の出身者や、困窮した若者たちの支援のためには、行政、企業、教育機関、そして地域住民の協力が必要です。この講演会が、そうした取り組みの第一歩となることを目指しています。
参加を希望される方は、公式ウェブサイトからチラシや申込用紙をダウンロードすることができます。また、WEBからの申し込みも可能です。
チラシ・申込用紙のダウンロードはこちら
WEB申し込みフォームはこちら
児童養護施設の支援状況
一般社団法人コンパスナビは、埼玉県の「児童養護施設退所者等アフターケア事業」を受託し、就労支援や住居支援を行っています。施設を巣立った若者の自立を応援し、彼らが社会で活躍できるための支援に力を入れています。
この講演会を通じて、より多くの人々がこの問題に関心を持ち、支援の輪が広がっていくことを期待します。