マリメッコ新作
2021-02-10 11:30:03

マリメッコが新たなデザインプロジェクト「コークリエイテッド」を発表

マリメッコが新たなデザインプロジェクト「コークリエイテッド」を発表



フィンランド発のデザインハウス、マリメッコが2021年に創立70周年を迎えるにあたり、特別なプロジェクト「マリメッコ コークリエイテッド」をスタートしました。このプロジェクトの目玉は、異なる才能を持つ若手クリエーターたちとのコラボレーションによる、マリメッコ独自のデザイン言語や哲学の再解釈。シーズンごとに、新たな視点から生まれたコレクションが展開され、ファッションとホームの両方カテゴリーで、限定のカプセルコレクションが発表されます。

第一弾コレクションのテーマ「プリント作りのアート」



初回のテーマは「Art of Printmaking(プリント作りのアート)」。デザイナーには、フィンランド出身のAntti Kekki(アンッティ・ケッキ)とMatts Bjolin(マッツ・ビョリン)の2人が選ばれました。彼らは、マリメッコの伝説的なデザイナーMaija Isola(マイヤ・イソラ)が手掛けたアイコニックなプリントの数々、さらにはマリメッコ創設者Armi Ratia(アルミ・ラティア)の名言や、30年前のアーカイブ写真を用いて、モダンなコラージュスタイルの作品を展示しました。これらは、まるでパッチワークのように、それぞれのモチーフを重ね合わせることで、新しい視覚的な体験を提供しています。

特に目を引くのは、プリントデザインに刺繍やヴェルヴェットのフロック加工を加えた、ユニークで意外性のある技法が取り入れられている点です。これにより、従来のプリントデザインとは一味違った、立体感のある表現が実現されています。コレクションでは、ファッションアイテムとしてトップスやスニーカー、ホームアイテムとしてはマグカップやプレート、トレイなどが登場し、それぞれの日常使いにフィットするような実用性も兼ね備えています。

「コークリエイテッド」のコンセプトとは



このプロジェクトの背景には、マリメッコが常に新しいアプローチを模索している姿勢があります。マリメッコ社のレディ・トゥ・ウェアおよびバッグ&アクセサリー担当ヘッドデザイナー、Satu Maaranen(サトゥ・マーラネン)は「マリメッコのエッセンスを引き立てる斬新で面白いコンセプトの探求が『コークリエイテッド』の出発点でした。新世代のアーティストたちと共に、70年の歴史を持つマリメッコを独自の視点で再解釈した結果、素晴らしいコレクションが生まれました。」と語っています。

マリメッコ創設者、アルミ・ラティアの遺志



また、創設者でありクリエイティブディレクターでもあったアルミ・ラティアの影響も色濃く感じられます。彼は「過去に歩んだことのある道は避けた方が良い」という言葉を残していますが、このプロジェクトでもまさにその精神が受け継がれています。アルミは、戦後のフィンランドに彩りを与えるとともに、自由な発想を持ったアーティストたちを育てることに努めました。この精神は、今回のコレクションにおいても重要な要素として取り入れられています。

デザイナーの紹介



a. Matts Bjolin(マッツ・ビョリン)
ヘルシンキを拠点に活動するアートディレクターで、豊かな表現力を持つ多才なデザイナーです。彼の作品は、ファッションやポップカルチャーからのインスピレーションを反映しており、驚きと発見に満ちた対照的な要素を描き出します。

b. Antti Kekki(アンッティ・ケッキ)
同じくヘルシンキを拠点にするグラフィックデザイナーで、色彩豊かで遊び心に富んだコラージュ手法が特徴です。彼は即興制作のスタイルを駆使し、さまざまなアイデアを形にすることに長けています。

マリメッコのこれから



マリメッコは、1951年の創業以来、独自で機能的なデザインを追求してきました。色とりどりのプリントは、毎日の生活に彩りを加え、楽しさをもたらすことを目指しています。「コークリエイテッド」のプロジェクトがどのような新しい展開を生み出していくのか、今後の発表にも目が離せません。日本では、2021年2月17日から松屋銀座で先行発売が行われ、その後、公式オンラインストアでも購入可能となります。

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会社情報

会社名
株式会社ルック
住所
東京都港区赤坂8-5-30
電話番号
03-6439-1650

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