和辻哲郎文化賞受賞作
2026-02-12 18:04:46

第38回和辻哲郎文化賞の受賞作と授賞式について

第38回和辻哲郎文化賞の受賞作と授賞式の開催



姫路市制百周年を祝うために設立された和辻哲郎文化賞は、今年で第38回目を迎えます。この賞は、日本の哲学者であり姫路出身の和辻哲郎の優れた業績を顕彰し、文化の向上を目指す目的で昭和63年度に設立されました。受賞作品には、文化一般や哲学・倫理学の分野での優れた成果が対象となるため、幅広い知識を求められます。

受賞作品の概要



今年の受賞作は、一般部門が日比嘉高教授の『帝国の書店 ―書物が編んだ近代日本の知のネットワーク』、学術部門が渡名喜庸哲教授の『レヴィナスのユダヤ性』に決まりました。

一般部門受賞作:『帝国の書店』


日比嘉高教授は、名古屋大学大学院に所属し、本書を通じて日本の近代における書店の歴史を探求しています。この研究は、植民地支配や移民を伴う日本の歩みに基づき、台湾や朝鮮、さらにはアメリカなど、多岐にわたる地域の書店に焦点を当てています。彼は、書店と本のネットワークを広く捉えながら、書店の衰退が進む現代においてその重要性を再確認しようとしています。

日比教授は、受賞に際し、「この本を通じて本や書店を愛する多くの人々に喜びを分かち合いたい」と述べています。

学術部門受賞作:『レヴィナスのユダヤ性』


渡名喜庸哲教授は、エマニュエル・レヴィナスの哲学を扱った本書で受賞しました。レヴィナスの思想は、自己の出自となるユダヤ性に注目しており、その背景を理解することで現代社会の問題に光を当てようとしています。渡名喜教授にとって、このテーマは一般的には受け入れられづらい側面もあるものの、哲学研究が混迷する時代においてその意義は増していると感じています。

授賞式・記念講演会の詳細


授賞式は、和辻哲郎の誕生日である3月1日、姫路市市民会館の大ホールにて開催されます。この式典では、受賞作品についての選考評価が行われるほか、記念講演会も設けられています。特別講師として哲学者の鷲田清一氏を招き、「しんがり」の心構えについて講演を行います。

開催日時・場所


  • - 日時: 令和8年3月1日(日曜日)午後1時30分 - 午後4時00分まで
  • - 会場: 姫路市市民会館 大ホール

参加申し込み方法


参加希望の方は、姫路文学館のホームページから申請を行うか、往復はがきに必要事項を記載してお送りください。申込者への返信用はがきには、必ず宛名を記入することが必要です。また、物理的な配慮が必要な方は、その旨も申込時に伝えることが重要です。

まとめ


和辻哲郎文化賞は、現代における哲学や文化の重要性を再確認し、それを広める役割を果たしています。特に今年の受賞作は、書籍や書店の重要性を再認識させるものであり、これからの文化活動に大いに寄与することでしょう。受賞式は、この偉大な文化活動の一環として、地域社会の文化水準を高める機会となることを期待しています。


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姫路市
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兵庫県姫路市安田四丁目1番地
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