HRBrainとLinkedIn、戦略的人事の新たなステージへ
株式会社HRBrain(東京都港区)が、リンクトイン・ジャパン(LinkedIn)と手を組み、新たなAPI連携を開始しました。この連携により、HRテック分野に革命をもたらし、企業の人材育成と採用に対するアプローチが根本から変わる期待が寄せられています。
データの分断を解消する必要性
多くの企業が直面する人事課題の一つに、学習、採用、および人材データの分断があります。特に、従業員の学習履歴が人材データとリンクしていないことは、育成効果の測定を困難にします。これにより、企業が必要とするスキルが明確に定義されず、結果的に従業員の学習意欲低下や人材の採用が遅れる問題が起こります。そこで、HRBrainとLinkedInは協力し、これらの課題を解決するための新しいシステムを導入しました。
API連携の意義
新たなAPI連携によって、LinkedIn Learningでの受講コースや履歴が自動的にHRBrainの人材データベースに組み込まれる仕組みが実現されます。この連携は、未来の人材育成に向けた大きなステップであり、従業員の学習成果をパフォーマンスや評価と統合的に管理できる環境を構築します。これにより、人材育成の投資対効果(ROI)が明確に可視化されます。
LinkedIn Learningは、ビジネス、クリエイティブ、テクノロジーの3分野に分かれた24,500件以上のコースを提供し、特にAI関連のコンテンツも強化されています。英語、日本語、多言語対応のコースが豊富に揃い、多様な学習ニーズに対応可能です。このような基盤の上で、HRBrainが持つ社内ノウハウやマニュアルと組み合わせることで、組織としての能力を最大限に活かしたハイブリッドな学習環境が実現します。
採用力の強化
採用分野においても大きな変化が見込まれます。LinkedIn Recruiterを活用することで、世界13億人、国内400万人のビジネスパーソンデータへのアクセスが可能となります。これによって、転職潜在層やハイクラス人材へのアプローチが容易になり、企業の採用力が飛躍的に向上します。採用した人材に対しても、HRBrain上で育成、評価、配置まで一元管理ができる仕組みが整います。
AIを活用した新たな価値創造
今後は、AI技術を活用し、タレントマネジメント領域での新たなシナジー創出を視野に入れ、学習、採用、人材データの接続による新しい価値の創出に力を入れていくとのことです。
特別企画のご案内
この提携を記念し、特別キャンペーンやジョイントセミナーの開催が予定されています。2026年1月からは、特別キャンペーンが実施される予定で、詳細は後日、特設サイトにて発表されます。また、HRBrainとLinkedInとの合同セミナーも行い、戦略的人事についての深い洞察を参加者に提供します。(詳しくは
こちら)
まとめ
HRBrainとLinkedInのパートナーシップは、データの壁を取り払い、個々のスキルと組織の人材戦略をシームレスに結びつける未来を示唆しています。戦略的な人材育成と人事の進化が求められる現代において、この連携が日本の企業にとって不可欠な要素となるでしょう。スキルで輝ける社会の実現に向け、今後も注目が集まります。