廃材を活かしたアートワークショップで新たな価値を創造する取り組み
TSP太陽株式会社は、和歌山県のアドベンチャーワールドにおいて「ドリームデイ・アット・ザ・ズー2024」に参加し、障がいを持つ子どもたちとの特別なアートワークショップを開催しました。このイベントは、SDGsの理念を掲げ、廃材をリユースして新たなアートを創作することを目的としています。
SDGsの理念をもとにした取り組み
企業としての責任を果たし、持続可能な社会の実現に寄与するため、TSP太陽株式会社はこのイベントに協賛しました。「ドリームデイ・アット・ザ・ズー」は、障がいのある子どもやそのご家族がゆったりと動物園を楽しむための特別なプログラムで、昨年より更なる充実を図るために実施されています。
イベントが終了した廃材や備品は通常捨てられてしまいますが、まだまだ使用できるものが多いのです。そこで、廃材をアート材料として活用し、参加者が新しく画材を買うことなく自由に作品を制作できる環境を整えました。これにより、廃棄物削減やCO2の削減を行い、気候変動への対策も視野に入れた活動を展開しています。
ワークショップの様子
今年のイベントには、全国から882組、合計3,656名のゲストが参加。動物たちとのふれあいや特別なアトラクション、数多くのブースでの体験が活発に行われました。TSP太陽のブースでは、「膜アート」と呼ばれる新たなアート体験を提供しました。このアート形式は、子どもたちが自由に表現できることを重視しており、その参加のしやすさも特徴です。
特に印象的だったのは、障がいのあるお子さんが大きなキャンバスに自由に絵を描く姿でした。保護者の方々の笑顔が見え、アートが生む楽しさを実感する瞬間が多く見られました。参加者が余った廃材を使って立体的な作品を作り出す様子は、まさに新たな価値の創出を実感させるものでした。
社会への貢献としての未来
この取り組みでは、製作された「膜アート」を能登半島のグループ会社である株式会社太陽テント北陸本社に展示する機会も設けました。これにより、被災地への支援や復旧活動展開にも寄与していく所存です。これまでの支援の成果を普及させ、アートを通じて地域とのつながりを深める活動を続けてまいります。
TSP太陽株式会社について
TSP太陽株式会社は、設立69周年を迎え、多岐にわたるイベント制作に特化した企業です。1970年の大阪万博以降、様々な国際イベントに携わり、多くの感動体験を創造してきました。特に、障がい者支援やダイバーシティの推進など、社会に対する幅広い貢献を意識した活動展開に力を入れています。今後も廃材のリユースや、持続可能なアート体験を通じて、新たな価値を社会に届けていきたいと考えています。