dotData、AI分析プラットフォーム『dotData Insight 1.2』を発表
dotDataは、AI分析プラットフォーム『dotData Insight』の最新バージョン1.2を発表しました。今回のアップデートでは、テキストデータ分析機能の大幅な強化や、データ加工機能の拡充、API機能の拡充など、データ分析の効率化と高度化に繋がる様々な機能改善が盛り込まれています。
テキストデータ分析機能の強化
従来は数値データやカテゴリデータに強みを持っていたdotData Insightですが、バージョン1.2ではテキストデータからの特徴量抽出が可能になりました。営業日報、顧客レビュー、コールセンター記録、人事面接記録など、これまで活用が難しかったテキストデータから、重要な情報を抽出できるようになります。これにより、より多角的な視点からのデータ分析が可能になり、これまで見えなかったビジネスインサイトを発見できる可能性が広がります。
テーブル変換機能によるデータ加工の効率化
新たに搭載されたテーブル変換機能は、データの前処理や目的変数の生成をdotData Insight上で行えるようにします。MySQLやMicrosoft SQL Serverなど、一般的なSQL文を使用することで、リアルタイムクエリとバッチクエリの両方を自動生成します。ユーザーはワークロードを意識することなく、柔軟で効率的なデータ加工を行うことができます。この機能により、従来煩雑だったデータ準備工程の大幅な効率化が期待できます。
APIの一般提供開始
データインポート、特徴量セグメントの探索、スコアカード算出など、主要な操作をAPI経由で行えるようになりました。これにより、GUIによる手動操作を減らし、分析プロセスの自動化を実現します。定期的なインサイト分析やスコア算出作業の自動化により、データの変化に迅速に対応し、継続的なインサイトの発見を促進します。
重み付きスコアカード機能
重み付きスコアカード機能により、各特徴量セグメントにユーザーの専門知識やビジネス上の重要度を反映した重み付けを行うことができます。さらに、重みを自動で最適化する機能も備えているため、解釈性の高さ(スコアカードの利点)と分析精度の向上を両立できます。
その他の機能強化
KPIパネルの機能強化により、ビジネスKPIの算出がより柔軟かつ正確になりました。また、プロジェクト単位でのユーザーロール管理機能を追加することで、セキュリティとアクセス制御が強化されています。加えて、200万サンプルや2億レコードといった大規模データの処理にも対応するなど、処理能力も向上しています。
dotDataについて
dotDataは、特徴量自動発見・抽出プラットフォームを提供するリーディングカンパニーです。高度なAI技術を用いて、大規模かつ複雑なデータから、人間のバイアスに影響されない透明性の高い特徴量を自動的に抽出します。これにより、企業はデータから重要なビジネスインサイトを迅速かつ効率的に導き出し、ビジネス上の意思決定を最適化することができます。Fortune 500企業を含む多くの企業がdotDataのソリューションを採用しています。
まとめ
dotData Insight 1.2は、テキストデータ分析機能の強化、データ加工機能の改善、APIの一般提供、大規模データへの対応強化など、多くの機能強化が図られています。これにより、企業はより迅速かつ効率的にデータ分析を行い、ビジネスの成長に繋がる重要なインサイトを得ることが可能になります。