四国アルフレッサの新物流拠点概要
四国アルフレッサ株式会社が、医療用医薬品の卸売を行う新たな物流センター「四国物流センター」を香川県観音寺市に移転し、2023年10月14日より稼働を開始します。この施設は、医薬品等の安定供給を確保するために設計され、物流の効率化や品質向上を目指しています。
新設の背景と目的
アルフレッサグループは、医薬品流通における品質保証や効率的な物流体制を図るため、25–27中期経営計画「Vision2032 Stage2」を策定しました。これに基づき、四国アルフレッサは地域密着型の営業活動を展開し、特に四国四県における医療分野への貢献を強化しています。
新しい物流センターは、交通アクセスも良好な香川県観音寺市に位置し、厳しい温度管理が求められるGDPガイドラインに準拠しつつ、機能的で安全な医薬品配送を実現します。特に、パッケージ納品が導入され、対面検品の必要がない高い精度での配送が行われます。
物流センターの設備と特徴
このセンターは、全体で約24,870㎡の敷地に、鉄骨造の2階建てで建設されています。最大22,000品目を保管できる設備を備え、医薬品の流通管理を強化しています。自動倉庫や免震構造の導入、非常用電源、太陽光パネルなど、災害時の事業継続や環境保全への対策も施されています。
また、再生医療等製品に特化した保管庫を設置し、超低温環境での保管や輸送の体制も構築しています。特殊医薬品のトレーサビリティ管理システム「NOVUMN」を導入し、より適切な在庫管理にも対応しています。
四国への貢献と今後の展望
四国アルフレッサは、この新しい物流センターを活用することで、今後も四国地域の医療に貢献し、医薬品等の安定供給に努めていく考えです。地域社会や医療機関との連携を強化し、健康で安全な社会の実現に向けて力を入れていく意向を示しています。
新センターは、2025年10月14日からの稼働を予定しており、地域の医療環境を支える重要な役割を担うことになるでしょう。
施設の外観は、未来的なデザインを取り入れた開放的なもの。このセンターの稼働によって、地域医療の発展に寄与することが期待されます。アドバンスド医薬品と親密な関係を築き、健全なコミュニティを支えるための基盤として、新物流センターは重要な要素となるでしょう。