静岡ミツウロコフーズ、庵原工場に新ラインを導入
静岡県静岡市に本社を構える株式会社ミツウロコグループホールディングスの連結子会社、静岡ミツウロコフーズが、新たに倉原工場にミネラルウォーターの製造ラインを設けることを発表しました。この新ラインは2025年7月に本格的に稼働を開始し、品質と安全性を一段と高める目的があります。
新ラインには、最新の活性炭ろ過装置が採用されています。これにより、PFAS(有機フッ素化合物)をはじめとした水質汚染物質を効果的に除去できるようになり、消費者に安全で高品質な飲料水を提供できる体制が整いました。業界での信頼性の向上を目指し、特に品質管理に力を入れた設計がなされています。
また、設備は省スペース化されており、小型の搬送コンベヤが導入されました。これにより、少人数のオペレーションでも運営が可能になり、効率的な生産体制を構築しています。新ラインは500mlおよび2Lのペットボトルに対応しており、1分間で最大300本の製造が行えるため、グループ全体の生産能力は従来の約2倍に増強される見込みです。
昨今の自然環境の変化に伴い、台風や大雨などの自然災害が多発しています。これに対して静岡ミツウロコフーズは、飲料水の安定的な供給を最優先課題とし、製造プロセスの管理を強化することに取り組んでいます。さらに、製品の品質保証体制をさらに強化し、消費者の信頼に応えていくことを使命としています。
また、企業としての社会的責任を持ち、水資源の有効活用や保護も重要な基本方針として掲げています。自然環境への還元を意識して、水資源の保護に向けた取り組みも手を抜かず進めていく考えです。
新ラインの概要について
- - 所在地: 静岡県静岡市清水区庵原町34番地の1
- - 製造能力: 2Lのペットボトルで300本/分
- - 生産品目: ミネラルウォーター(500ml・2L)
- - 稼働開始: 2025年7月
この新しい製造ラインにより、静岡ミツウロコフーズはこれまで以上に高品質なミネラルウォーターを提供できる体制を整えています。これからの展開に期待が高まるところです。消費者にとって、安心して飲める水の提供は非常に大切です。静岡ミツウロコフーズの今後の成長にも注目していきたいですね。