株式会社IP-RoBoは、商標調査に役立つ人工知能サービス「TM-RoBo」に新たな機能を追加し、2024年12月2日からβ版を提供開始します。この新機能は、B+A型やA+C型といった複雑な商標の組合せ語を自動的に生成し、観念類似調査を行うことを可能にします。これにより、商標調査の効率化と精度向上が期待されています。
TM-RoBoは2018年4月にリリースされた新しい商標調査ツールで、特許庁や裁判所などの専門知識を持ちます。これまでの商標検索では、事実上一つの方法に依存していたため、商標の類似性や観念の判断に制限がありました。特に、語順の異なる商標や途中に語を置いた組合せ語の調査は手間がかかり、抜け漏れや誤解が生じるリスクもありました。
新機能が追加されることで、従来の組合せ語生成機能に加え、B+A型とA+C型の語組み合わせが自動で作成され、ユーザーは簡単かつ網羅的に類似検索を行うことができるようになります。例えば、4つの語(A、B、C、D)から生成される組合せ語数は、従来の10個から、瞬時に36個(B+A型)や18個(A+C型)に増加します。このように効率的な調査手法が導入されることで、商標登録に関する重要な判断が行いやすくなると思われます。
特に、商標の語数が多い複雑な商標を調査したいユーザーにとっては、大きな利点となります。これまででは手動での確認が必要だった作業が、自動化され、より多くの商標を短時間で確認できるようになるため、業務上の効率とクオリティが向上することを期待されます。
TM-RoBoには、称呼類似検索や類似群コード検索など、他にも多くの機能がそろっていますが、新たに追加される組合せ語拡張機能は、特に商標調査の質を高める重要な機能になることでしょう。商標の新たな使用や登録を検討する企業や個人にとって、さらに役立つツールとなることが期待されています。
株式会社IP-RoBoは、知的財産に関するコンサルティングやWebサービスを提供しており、商標調査業務をAI技術で支援しています。公式ウェブサイトでは、TM-RoBoの詳細や今後の動向に関する情報が発信されています。商標登録を考えている方や、商標の医やその調査に関わる方は、このタイミングでTM-RoBoの利用を検討してみてください。最新のAI技術を活用した商標調査によって、よりスムーズで正確な業務が行える未来が訪れるでしょう。