全国からがん撲滅を願う「ワールドキャンサーデー」が開催
2022年2月4日、全国的に「ワールドキャンサーデー」が行われます。この日は、国際対がん連合(UICC)の日本委員会が主催し、全国各地でがんに対する意識を高めるための取り組みが行われます。今年のテーマは「Close the care gap」。がんと向き合う人々への支援を強化することが目的です。
今回のイベントでは、ライトアップ点灯式が注目されます。全国14カ所でがんサポートのシンボルとなる「ブルー」と「オレンジ」の灯がともされ、その様子は特設サイトを通じてオンラインで配信されます。点灯式には女優の大竹しのぶさんがゲストとして出演し、皆が一つになってがんへの取り組みを発信することが期待されています。
「ワールドキャンサーデー」とは?これは毎年2月4日に、がんに関する認識を広めるために世界中で行われる日であり、様々な団体が連携して活動に取り組んでいます。2000年にパリで開催されたがんサミットから始まり、令和2年度からは「Close the care gap」というテーマのもと、個々ががん撲滅のためにどのように貢献できるかを考える機会とされています。
イベントの詳細
- - 開催日: 2022年2月4日(金)
- - ライトアップ点灯式時間: 17:30~18:20(点灯は18:00)
- - 配信形態: UICC特設サイト(YouTube Live)
- - 配信基地: がん研究会有明病院吉田富三記念講堂(東京)
ライブセッションでの知識共有
また、同日は2つのライブセッションも予定されています。これらはZoomウェビナーを用いたもので、がん治療についての理解を深める内容が盛り込まれています。
ライブセッション①: 16:00~17:00「がん患者が医師と治療選択を共有するためには」
司会: 垣添忠生
参加者: 食道がん経験者や専門家による各種話題提供
ライブセッション②: 19:00~20:10「コロナ禍の受診控え」
司会: 野田哲生
内容: コロナ影響下の受診状況の解析や病院受診への不安に関する講演など。
これらのイベントは、一般の人々も参加可能で、医療への理解を深める貴重な機会となります。特設サイトでは詳細情報が随時更新され、視聴登録が可能です。
参加方法
公式ウェブサイトでは事前登録を受け付けており、誰でも参加できます。がん治療への新たな知見を得たり、支援の輪を広げたりするチャンスです。ぜひ、お見逃しなく。
全国のライトアップ会場は、北海道の「さっぽろテレビ塔」から福岡の「博多ポートタワー」まで、多様なスポットで実施され、参加者たちの気持ちを一つにする絆が感じられることでしょう。
「ワールドキャンサーデー」は、がんに直面する全ての方々に向けた勇気のメッセージとなります。この日の取り組みが、今後も続いていくことを願います。