新たな挑戦の舞台、サンディエゴでの車いすテニスグローバルチャレンジ
2019年1月5日と6日、米国サンディエゴのAztec Tennis Centerで開催される「JTB車いすテニスグローバルチャレンジ」は、将来のパラリンピック出場を夢見る若きアスリートたちの大きなステップとなるイベントです。本大会は、米国ロサンゼルスを拠点とするNPO法人B-Adaptive Foundation(BAF)が主催し、日本の一般社団法人IWA JAPANが協賛します。若者たちは故郷を離れ、海外の新たなライバルたちとの交流を通して、多くの刺激を受けることができます。
参加する選手たちは、すべて保護者の同伴無しで参加し、世界中の同年代の選手たちと競い合う貴重な経験をします。これは、アスリートとしてだけではなく、一人の人間としても大きな成長の機会となります。特に障がいを持つ選手にとって、長期間故郷を離れ、国際的な舞台で挑むことは挑戦そのもの。しかし、このチャレンジが彼らにとってどれほどの意味を持つか、参加者たちはそれを自らの経験で証明していくことでしょう。
日本からの参加選手は、以下の4名です。
- - 高野頌吾(福岡県小郡市、三国ヶ丘中学校3年生)
- - 吉川千尋(熊本県玉名市、玉名高校2年生)
- - 久保下郁弥(福岡県久留米市、伝習館高校1年生)
- - 在間裕太(愛媛県松山市、松山北高校1年生)
大会会場は、サンディエゴ州立大学のテニスコートが使用され、学生ボランティアによって運営も行われます。このように、地域の大学生が参加し、アスリートたちを支える体制が整っていることは、競技環境としても魅力的です。競技の準備や進行に携わることは、学生ボランティアにとっても貴重な経験となり、参加者たちにとっては親しみやすいサポートを提供することになります。
B-Adaptive Foundationは、障がい者スポーツに取り組む中高生のアスリートに海外での経験を提供し、自身の可能性を広げることを目的としています。このような取り組みを通じて、インクルーシブな社会の実現を目指しています。学びの機会を提供することで、アスリートは競技力を向上させるだけでなく、人生経験としての成長も得られます。
さらに、参加する若者たちは、競技を通じて新しい友人や仲間を作り、国境を越えた絆を築くことができます。競争心やチームワーク、友情を育むことで、彼らの成長はさらに加速します。このグローバルチャレンジは単なる競技会ではなく、若者たちにとって貴重な人生経験を提供する舞台でもあります。彼らの挑戦が、未来のパラリンピックに向けた第一歩となることを期待しています。
公式イベントページにも詳細情報が掲載されていますので、関心のある方はぜひチェックしてください。
JTB車いすテニスグローバルチャレンジ