農福連携の未来
2024-10-15 11:40:50

農業と福祉の融合がもたらす未来への可能性と挑戦

農業と福祉の融合がもたらす未来への可能性と挑戦



2024年10月8日から10日にかけて、アジア生産性機構(APO)が主催する「障害者のための農業アントレプレナーシップ ワークショップ」が開催されました。このイベントには、一般財団法人ワンネス財団と遊士屋株式会社が共同で取り組む「農福連携」事業が紹介され、参加者から多くの関心を集めました。発表のタイトルは『World Premium strawberries and Wellbeing of workers.』であり、福祉の視点を持ちながらも生産性向上に寄与する農業ビジネスの新たな可能性を示しました。

ワークショップには、高齢者や障がい者、女性の農業参画を重視する上級政策立案者や、様々な農業関連機関の専門家が集まりました。これにより、農業における障がい者雇用の推進と、ビジネスの創出を支援するための政策やベストプラクティスが広く共有されました。日本国内だけでなく、国際的に適用可能なモデルとして「農福連携」が注目されつつある中、ワンネス財団と遊士屋の取り組みは特に大きな評価を受けました。

農福連携の意義と期待



「農福連携」とは、農業と福祉を連携させる取り組みであり、現代社会において非常に重要な役割を果たしています。少子高齢化、労働力不足、障がい者の社会参加の促進といった課題は、国内外で深刻な問題となっています。この状況において、農福連携は単なる福祉支援にとどまらず、障がい者や高齢者が社会に貢献できる新たな機会を提供します。

ワンネス財団は「孤独の解消と自己実現」を目指し、ウェルビーイングの向上に努めています。メンタルヘルスに課題を持つ方々の回復を支援する一環として、事業開発や教育機会の提供を行ない、個々の力を引き出すことに焦点を当てています。その活動には、刑務所内教育やライフキャリアスクールの運営も含まれ、多様な人々が自分自身の目標を実現する社会作りに取り組んでいるのです。

一方、遊士屋株式会社は、「完熟クラフト苺BERRY」というイチゴブランドを展開し、農業を通じて社会参加の機会を創出しています。この活動では、生きづらさを抱える人々がイチゴの生産を通じて、自己成長や生きがいを感じることができる仕組みを作っています。これにより、農福連携は福祉の観点からも高く評価され、今後の展開が期待されます。

国際的な展望



今後、ワンネス財団と遊士屋株式会社は、農福連携の取り組みをさらに進め、地域社会におけるウェルビーイングを高めることを目指しています。APOでの発表を契機として、他国との連携を強化し、国際的に応用可能なモデルとしてその手法を拡大していく予定です。

共同の努力により、農業分野での障がい者雇用や地域社会の活性化が進むことが期待されています。これにより、持続可能な発展と人々の幸せな未来に寄与することができるでしょう。日本国内のみならず、アジア地域全体において、このモデルが広まっていくことを願ってやみません。

一般財団法人ワンネス財団



遊士屋株式会社





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会社情報

会社名
一般財団法人ワンネス財団
住所
沖縄県南城市玉越船越218-1
電話番号
0745-24-7766

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