日本のエレベータ・エスカレータメーカーのフジテック株式会社は、台湾のグループ法人である富士達股份有限公司(フジテック・タイワン)を通じて、台北市で建設中の超高層ビル「台北ツインズ」向けにエスカレータ160台を受注したことを発表しました。
「台北ツインズ」は、台湾最大の鉄道ターミナルである台北駅に隣接する注目の開発プロジェクトです。2棟の超高層ビルからなり、高さ280mのオフィスビル「C1 TOWER」と、高さ360mのショッピングモール・オフィス・ホテル複合ビル「D1 TOWER」で構成されています。
今回の受注では、「C1 TOWER」にエスカレータ62台、「D1 TOWER」にエスカレータ98台が納入される予定です。フジテック・タイワンとして過去最大のエスカレータ受注台数となり、同社の台湾における事業拡大を象徴する出来事と言えます。
「台北ツインズ」は、2027年12月の完成を目指しており、フジテックは同社の技術力と経験を生かし、安全で快適な移動空間を提供することで、この大型プロジェクトの成功に貢献していく予定です。
フジテックは、エレベータ・エスカレータ・動く歩道の専業メーカーとして、世界24の国と地域で事業を展開しています。研究開発から製造、販売、据付、保守、リニューアルまで一貫体制で提供することで、顧客に安全で安心な移動空間を提供しています。
今回の「台北ツインズ」へのエスカレータ納入は、フジテックのグローバル展開を加速させる重要な一歩となるでしょう。