総務省が新たな電波資源拡大の研究開発課題を募集
総務省が新たな電波資源拡大の研究開発課題を募集
総務省は、通信量の増加による周波数需要の拡大に伴い、効率的な電波の利用に向けた研究開発課題の提案を広く求めることを決定しました。また、この取り組みは新たな周波数需要に的確に応えることを目的としています。
背景と目的
近年、通信量の著しい増加に伴い、これまでの周波数資源に対する需要が高まっています。これにより、周波数がひっ迫する状況が続いています。総務省はこの問題を解決するため、電波の有効利用を推進する研究開発を行うことにしました。新たに実施する研究開発課題の検討にあたって、提案を広く募ることで、今後の施策に活用する基礎資料を整備する考えです。
募集期間
提案の受付は、令和7年12月19日から令和8年1月26日まで行われます。この期間中に、提案を行いたい方は所定の方法で応募することができます。
提案要領と対象
提案対象
提案を行う研究開発課題は、以下の条件を満たす必要があります。
1. 電波の有効利用に資する技術に関するものであること。
- 周波数を効率的に利用する技術
- 周波数の共同利用を促進する技術
- 高い周波数への移行を促進する技術
例えば、既存の周波数帯域を圧縮する技術や、新たな無線システムの共同利用を可能にする技術などが該当します。
2. おおむね5年以内に完了可能な課題であること。
提案方法
提案資格に特に制限はなく、興味のある方は、必要事項を記入した提案書を電子メールで送付する形で提出します。提出先は、総務省の総合通信基盤局 電波政策課です。期限は令和8年1月26日(月)の17時までとなります。
提案内容の取り扱い
提案された内容は、「情報通信審議会 情報通信技術分科会」を通じて、ワイヤレス分野における重点技術領域の検討に利用されます。また、必要に応じて関係課室から確認が行われる場合もあります。
その他
新たに実施する研究開発課題は、有識者による評価を経て、令和9年3月頃を目安に委託先の公募が行われる予定です。この取り組みを通じて、今後の電波資源の拡大が期待されています。
このような研究開発課題への提案は、通信技術の進化に寄与する重要な機会となりますので、多くの方からの応募が望まれます。
連絡先
提案に関する問い合わせは、総務省の担当者に直接ご連絡ください。電話またはEメールでの対応となっております。Eメールアドレスを送信の際には、スパム対策のために記載された注意事項にご留意ください。