視覚障がい者との共生を目指した新たな取り組み
株式会社ニデックが、毎日新聞社が設立した「ビジョン・コンソーシアム」に参加しました。このコンソーシアムは、視覚障がい者と晴眼者が笑い合えるよりインクルーシブな社会を目指して活動する共同事業体です。
日本には約31万人の視覚障がい者が存在し、彼らと共に暮らす社会の実現が求められています。多様性を認め、共生を進めるための取り組みはこれまでも行われてきたものの、まだまだ改善の余地が多く残っているのが実状です。
毎日新聞社は、1922年に「視覚障害者と社会の懸け橋となる」という理念のもと、点字新聞『点字毎日』を創刊し、長きにわたりその発行を続けてきました。そして今回設立された「ビジョン・コンソーシアム」では、企業や団体、メディアが集まり、互いに協力して視覚障がい者と晴眼者を隔てる壁を取り払うための具体的な活動を行います。特に、子どもや若者に向けて楽しい視覚障がい「体験」を提供し、より多くの人々が多様性を受け入れるインクルーシブな社会を目指します。
ニデックの取り組みと理念
ニデックは2021年に創業50周年を迎え、この機会に企業の存在意義として「『みる』喜びと健康を技術で支え、変わらない安心を世界へ届ける」というビジョンを掲げました。また、パートナー企業と協力しながら、QOL(生活の質)の向上を目指す取り組みを進めています。
ビジョン・コンソーシアムへの参画により、ニデックは社会の課題解決を目指す活動に貢献していく意向を持ち、視覚障がい者との共生社会の実現に向けた具体的な行動に取り組みます。例えば、様々なプログラムやイベントを通じて、視覚障がい者の理解を深めるための「体験型学習」を提供し、コミュニケーションのきっかけを作り出す予定です。
あなたも参加しませんか?
このコンソーシアムは、視覚障がい者と晴眼者の相互理解を促進するだけでなく、実際に「体験」を通じて多様性を感じられる場を提供します。皆さんもこの活動に関心を持ち、参加することで、インクルーシブな社会の実現に向けた力になれるかもしれません。このような取り組みが広がることを願い、私たち全員が少しずつでも意識を変えていくことで、より良い社会に一歩近づくことができます。
公式情報
ニデックは、今後も視覚障がい者とその周辺の方々との関係を深めていき、より包容力のある社会を作るための努力を続けていくことでしょう。