新潟の今泉テント、PCR検査用テントを開発
新型コロナウイルスの影響が続く中、今泉テント株式会社が特に注目されています。この新潟県長岡市に本社を置く同社は、PCR検査用のドライブスルーテントを開発し、地元の新潟市と長岡市に寄贈しました。この取り組みは、コロナ第2波に備え、各地で急増するPCR検査の需要に応えるものです。
今泉テントの背景
今泉テント株式会社は、様々なテント製品を手掛けており、その技術力を活かした新たな商品開発に力を入れています。もともとこのPCR検査用テントは、東京丸の内で開催予定だったイベント用に設計されたものでしたが、コロナウイルスの影響でイベントが中止となったため、急遽転用されることとなりました。
設計は東京と台湾に拠点を置く建築集団noizが手がけています。彼らは、台湾の文化芸術に関する財団から依頼を受けており、本来はイベント用のモデルとして設計されていました。しかし、検査のニーズが高まる中で、医療現場での使用が望まれるようになったのです。
新型コロナ対策のための転用
設計者たちは、検査用テントに改良を加えることに快諾しました。医療従事者と新潟県内の医師会からの意見を反映させながら、さらなるデザインの開発が行われました。加えて、冷暖房設備も完備されており、厳しい季節にも対応可能です。これにより、患者の待機室やスタッフの衛生管理室、受付スペースなど、さまざまな医療現場に柔軟に対応できるツールとして機能します。
利便性の高いレンタル制度
このテントは、リースベースで提供されるため、必要なときだけ利用できる利便性が高い点も魅力です。基本サイズは幅2.2m、長さ4m、高さ2.4mであり、初月のレンタル基本料金は531,000円、以降は150,000円で提供されます。また、納入設置費は別途必要となりますが、利用者のニーズに応じたオーダーも受け付けているとのことです。
さらなる展開に期待
今泉テント株式会社は、これまでの反響を受けて月産25台の生産を計画しており、全国の医療施設に浸透させる考えを持っています。今後、ドライブスルー型の検査テントなど、さらなるバリエーションを増やしながら、医療現場のニーズに応え続けるでしょう。
今泉テント株式会社 概要
- - 代表取締役: 今泉義春
- - 本社: 新潟県長岡市滝谷町1917-5
- - 電話番号: 0258-22-0088
- - 公式サイト
- - 東京営業所: 東京都中央区日本橋箱崎20-3箱崎公園ビル3階
- - 電話番号: (03)6661-1547
- - 担当: 高松
新型コロナウイルス対策としての新たな取り組みが、今泉テントによって着実に進んでいることを強く感じることができます。医療現場におけるこれらの取り組みが今後どのように発展していくのか、引き続き注目が集まります。