アフリカから学ぶフランス語、教室開講のお知らせと支援の輪

アフリカ流フランス語教室の新たな挑戦

国際協力の一環として、ベナン人による『アフリカ流フランス語教室』が10月13日から開講します。このプログラムでは、フランス語を学ぶだけでなく、ベナンの子どもたちへの教育支援も行います。実際、フランス語話者の過半数がアフリカにいるという事実をご存知でしたか？そのため、アフリカ流のフランス語を学ぶことは、これからの国際関係において非常に重要です。

特に、アフリカの国々は今後ますます国際的な影響力を持つと考えられており、このフランス語教室を通じて、アフリカの文化や社会、教育についても学ぶことができます。受講者の皆さんが学んだ受講料の一部は、貧しい地域の子どもたちの教育支援に使われます。

ベナンの教育事情

ベナンは1960年までフランスの植民地であり、現在もフランス語が公用語です。しかし、教育の現状は厳しく、多くの子どもが学校を卒業できないという課題があります。ユニセフによると、15歳から24歳の若者の識字率は、男性が64%、女性が41%と、世界の平均を大きく下回っています。この背景には、ランドスケープの多様性とフランス語の理解の難しさがあります。子どもたちは普段、現地語を話しており、フランス語が初めて学ぶ言語となるため、学校での授業がドルーバウトの原因ともなっています。

そんな中、プログラムを提供するのは、貧しい家庭で育ったクラリス・ソホヌーさんとフレディ・フノンダホさん。彼らは、教育の重要性を伝える活動を行っており、その経験を通じて子どもたちに希望を与えています。

教室の構成と講師の紹介

今回のプログラムでは、クラリスさんは自身が設立したNGO「Children-EDUC」を通して500人以上の子どもを支援してきました。受講者は彼女やフレディさんからフランス語を学びながら、教育課題に貢献するという、まさにウィンウィンの関係を築いています。フレディさんは優れた学生で、今は博士課程に身を置きつつ、子どもたちへの教育支援を続けています。

受講時には、一般的なフランス語ではなく、生活に密着したアフリカ流のフランス語を学べるのも魅力。アフリカの文化や政治、経済に加え実用的な表現を学びます。さらに、英語も用いた授業のため、フランス語初学者でも参加しやすいです。