伊福部達氏就任
2023-12-15 16:00:01

東京大学の伊福部達氏がInclusive Hubのアドバイザーに就任

東京大学先端科学技術研究センターの伊福部達氏がInclusive Hubアドバイザーに就任



東京都が推進するスタートアップ支援事業「TOKYO SUTEAM」の下、The Elementsの新たな章が幕を開けました。障害者や高齢者の問題を解決するための専用メディア&コミュニティ「Inclusive Hub」事業に、福祉工学の専門家である伊福部達氏がアドバイザーとして就任しました。この新たな役割によって、事業体制はより強化され、今後さらに多くの課題解決に向けた取り組みが期待されます。

Inclusive Hub事業の概要



The Elementsの「Inclusive Hub」は、現代社会が直面する障害者や高齢者の課題に対して、スタートアップや創業希望者がその解決に挑むためのプラットフォームを提供しています。発声、精神、視覚、聴覚といった障害を抱える人々、その家族、そしてそれに関連する研究者や開発者の意見を毎平日発信し、情報の共有を図ります。この取り組みを通じて、障害への理解を深め、福祉工学の重要性に対する関心を高めていくことを目指しています。

QRコードを利用して発信された情報は、多くの当事者や関係者に届くことが期待されています。

伊福部達氏の経歴



伊福部達氏は、東京大学先端科学技術研究センターの研究顧問であり、福祉工学の分野において約50年のキャリアを誇ります。これまでに、聴覚障害者向けに「触知ボコーダ」「音声タイプライタ」「人工内耳」、発声障害者向けには「人工喉頭」「ゆびで話す電話」、視覚障害者には「超音波メガネ」「スクリーンリーダ」など、数多くの支援技術を開発してきました。これらの技術はバーチャルリアリティやロボティクスなどの先端技術へ応用され、既存の枠を超えた革新を促進しています。

さらに、2010年から2020年までの期間には、JSTが主導するプログラムにおいて産学連携の研究を牽引し、「自律運転知能システム」や「生活支援コミュニケーションロボット」といった高度な技術を事業化するプロジェクトにも関わりました。また、NHKの依頼を受け、難聴者がより聞き取りやすい「緊急地震速報チャイム」を作成し、災害時のリスク低減にも貢献しているのです。

2020年以降は「インクルーシブ・デザイン・ラボ・プロジェクト」にもその技術的知見を提供し、さらなる研究が進められています。伊福部氏の専門知識と豊富な経験は、「Inclusive Hub」事業に新たな視点と深みを与え、今後の展開がますます楽しみです。

まとめ



伊福部達氏の就任は、The Elementsにとって障害者や高齢者の課題に対する意識の向上を目指す大きな一歩です。Inclusive Hubが提供する情報と支援が、より多くの人々に届き、実際の変革を生み出すことを期待しています。

会社情報

会社名
株式会社The Elements
住所
千代田区神田和泉町1番地6-16ヤマトビル405
電話番号

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