かすみがうら市における SDGs人材育成型ワーケーションプログラム
茨城県かすみがうら市では、「多様な人材と学ぶ持続可能な地域づくり」をテーマとした、SDGs人材育成型ワーケーションプログラムが実施されます。このプログラムは、多様なバックグラウンドを持つ大学生と地域事業者との協働を通じて、持続可能な地域を作るための具体的な手法を学ぶための貴重な機会です。
プログラムの概要
この取り組みは2019年からスタートした「ワーケーションプロジェクト」を基にしており、参加者には実際にフィールドでの体験を通じて学んでいただきます。プログラムの内容は二つの主要な部分に分かれています。まず一つ目は、森での皮むき間伐体験や、サーキュラーエコノミーに関する知識を得るための座学からなります。これにより、SDGsについての深い理解が促進されます。
二つ目は、大学生と市外事業者がチームを組み、地域内の企業とヒアリングを行い、事業提案をするというプロセスです。これにより、企業価値の向上を目指しつつ、持続可能な地域づくりへの貢献が期待されます。各参加者は、この実践的な学びを通じて、SDGsや持続可能な地域についての理解を深め、オープンイノベーションの場を創出することを狙いとしています。
プログラムの詳細
プログラムは以下の日程で構成されています。最大限の学びを得るためには、参加者は全日程への参加が求められます。
- - 7月24日(日) 10:00~17:00 リアル(皮むき間伐ワークショップ・講座)
- - 8月11日(木) 19:00~21:00 オンライン
- - 8月28日(日) 13:00~17:00 リアル(ヒアリング・意見交換会)
- - 9月8日(木) 19:00~21:00 オンライン
- - 9月29日(木) 19:00~21:00 オンライン
- - 10月30日(日) 13:00~15:00 オンライン(全体報告会)
プログラム参加には、市外事業者は3~4社まで、大学生は約10名が参加予定です。参加費は無料ですが、宿泊費や交通費などは自己負担となります。参加者には、確実な参加が求められ、SNSなどでの情報発信も重要です。募集期限は2022年7月10日までとなっています。
プログラムの背景
このプログラムを主催するADS株式会社は、持続可能な社会は持続可能な地域から生まれるとの理念の下、地域プラットフォーム形成に取り組んでいます。地域の資源が循環する仕組みを整え、地域社会の利益に貢献することが目指されています。また、ADS株式会社は、その豊富な経験を活かし、様々な関係者が巻き込まれるワーケーションを通じて、かすみがうら市の持続可能な地域づくりを支えていきます。
まとめ
このSDGs人材育成型ワーケーションプログラムは、地域の未来を考えるうえでの重要なステップとなるでしょう。参加者が多様な経験を通じて、持続可能な社会の実現に向けたアイデアや知見を持ち帰り、地域の仲間として協力し合う姿勢は、今後のかすみがうら市の地域づくりに大きな影響を与えることが期待されます。持続可能な地域社会への挑戦を通じて、私たちもその一翼を担うことになりそうです。