北欧の未来ビジョン
2025-10-14 11:10:02

大阪・関西万博 北欧パビリオンが示した持続可能な未来のビジョン

大阪・関西万博 北欧パビリオンのフィナーレ



2023年も佳境を迎えた10月10日と11日、大阪・関西万博では北欧パビリオンがサステナビリティと北極圏をテーマにした閉幕イベントを開催しました。このイベントは、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの北欧5か国による共同出展で、多くの注目を集めました。

活動の集大成


北欧パビリオンは、開幕からこれまでの半年間にわたり、国際的なイベン
トや企業イベントを多数実施し、延べ160万人以上の来場者を記録しました。特に、王室や大統領、閣僚などのハイレベルなゲストを迎える中で、未来志向の対話が積み重ねられてきました。

ヴィクトリア皇太子殿下の来日


このイベントの目玉となったのは、スウェーデンのヴィクトリア皇太子殿下が7年ぶりに来日し、万博に初めて訪れたことです。皇太子殿下は国連開発計画(UNDP)のグッドウィル・アンバサダーの任期延長が発表され、国際シンポジウムや若い世代との交流を通じて、持続可能な未来についてのメッセージを強く発信しました。

皇太子殿下は、「次世代との共創による持続可能な未来」をテーマにしており、特に海洋資源の保全や持続可能な漁業に深い関心を寄せていることが伝わりました。これにより、北欧諸国との連携の重要性が再確認されました。

サステナビリティサミットと海の豊かさを守る


10月10日には「スウェーデン・日本 サステナビリティサミット2025」が開催され、循環型ライフスタイルや未来のモビリティについての議論が交わされました。登壇者には、スウェーデン政府の重要な人物や企業リーダーが名を連ね、両国間の課題解決に向けた具体的なアプローチを模索しました。

特別ゲストとして登場したアーティストのサーラ・アインナク氏は、サーミ民族の伝統音楽を現代的にアレンジしたパフォーマンスを披露し、参加者に持続可能な未来へのビジョンを強く印象づけました。

北極圏のビジネスデー


10月11日には「Nordic Arctic Day」が開催され、北極圏を舞台にした国際的な議論が展開されました。ヴィクトリア皇太子殿下やダニエル王子殿下が出席し、環境や気候に関する重要なテーマについて深く議論しました。特に、日本と北欧の長期的な関係性が強調され、未来へつなぐ重要な一歩と位置づけられました。

北欧・関西ビジネスアライアンスの発足


両日のプログラムの中で発表された「北欧・関西ビジネスアライアンス(NKBA)」は、関西地域との新たな連携を象徴するものであり、エネルギーや都市デザインなど多岐にわたる分野での協働を目指しています。このアライアンスの設立により、北欧諸国と関西の企業や研究機関間のネットワークを未来に引き継ぐ重要な新しい一歩となるでしょう。

持続可能な未来へ向けて


北欧パビリオンは、ただの展示スペースではなく、日本と北欧をつなぐ持続可能な対話の場として機能してきました。今回のイベントを通じて、さまざまなメッセージが発信され、未来へとつながる新たなプロジェクトの種がまかれたことは間違いありません。今後も日本と北欧は共に課題を解決し、より持続可能な社会の実現に向けて歩み続けることが期待されています。


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会社情報

会社名
The Nordic Pavilion
住所
東京都港区六本木1-10-3-200
電話番号
090-7095-4475

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