羽咋市の「のるまいかー」本格運用
2024-06-28 14:18:45

羽咋市で予約制乗合交通「のるまいかー」本格運用開始!AI活用で地域公共交通を活性化

羽咋市がAIを活用した予約制乗合交通「のるまいかー」本格運用開始!



石川県羽咋市は、2024年7月1日より、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)と共同で、AIを活用した予約制乗合交通「のるまいかー」の本格運用を開始しました。

「のるまいかー」は、高齢化や人口減少が進む地域において、公共交通の利便性向上と持続可能性を目指した取り組みです。従来の路線バスに加え、予約制の乗合バスを導入することで、市民の移動ニーズに柔軟に対応し、地域活性化に貢献します。

# 背景:地域公共交通の課題と「のるまいかー」誕生



近年、地方都市では人口減少や高齢化が進むにつれて、公共交通の利用者が減少し、路線の維持が困難になるという課題に直面しています。羽咋市も例外ではなく、地域公共交通の維持・発展が喫緊の課題となっています。

この課題解決に向け、羽咋市は2020年から地域公共交通協議会を立ち上げ、市民の意見を反映しながら、地域公共交通計画を策定しました。その中で、AIを活用した予約制乗合交通システムの導入が検討され、「のるまいかー」が誕生しました。

# 実証実験を経て本格運用へ



羽咋市は2021年から「のるまいかー」の実証実験を実施してきました。実験では、AIが利用者の予約状況をリアルタイムに分析し、最適な運行ルートを自動的に生成するシステムが導入されました。その結果、従来の路線バスではカバーしきれなかった地域へのアクセス向上や、利用者の利便性向上に効果が見られました。

これらの成果を踏まえ、羽咋市は2024年7月1日から「のるまいかー」の本格運用を開始することを決定しました。

# 「のるまいかー」のサービス概要



「のるまいかー」は、時刻表やルートが決まっている従来の路線バスとは異なり、利用者が乗車時間と乗降場所を予約して利用できるオンデマンド型の乗合バスです。

予約方法: 電話またはWebアプリから、乗車日時、乗降場所、人数を予約できます。
運行時間: 8:00~17:00(12/29~1/3を除く)
料金: 大人300円、小児100円、65歳以上200円(目的地や利用者によって金額が異なる場合があります)
運行エリア: 羽咋市内全域

# 今後の展開:ICTを活用したまちづくり



羽咋市とNTT Comは、「のるまいかー」の導入を機に、ICTを活用したまちづくりをさらに推進していきます。高齢化や人口減少といった社会課題に対し、AIやビッグデータなどの最新技術を活用することで、市民の生活の質向上と地域社会の活性化を目指します。

「のるまいかー」は、地域公共交通の新たな可能性を示すモデルケース



「のるまいかー」は、AIを活用した予約制乗合交通システムとして、地域公共交通の課題解決に貢献するだけでなく、高齢化や人口減少といった社会課題への対応にも有効な手段となることが期待されています。羽咋市の取り組みは、全国の地方都市における公共交通のあり方を変える可能性を秘めています。


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