新たに設立された日本健康食品工業会が目指す健全な業界発展

日本健康食品工業会の設立と、その意義



2025年1月、東京都品川区に新たに「一般社団法人 日本健康食品工業会」が設立されました。この団体は、健康食品業界の健全な発展を促進し、消費者の信頼を回復することを目的としています。特に受託(開発)製造企業を中心に形成されたこの団体は、健康食品のバリューチェーンを支える重要な役割を果たすことが期待されています。

設立に至った背景


健康食品は、健康寿命の延伸や未病対策に寄与しており、社会において重要な位置を占めています。しかし、最近では紅麹問題を契機に健康食品の安全性に対する懸念が高まり、消費者の信頼が揺らぐ事態が発生しました。この事態を受けて、政府は安全基準の厳格化を図るとともに、業界全体に対し品質管理の強化を求めています。

これに伴い、従来の業界団体だけでは不十分であった受託(開発)製造企業が一堂に会する団体の設立が求められるようになりました。業界内では販売会社や原料会社との連携が色濃く、受託(開発)製造企業の視点が十分に反映されることがなかったためです。

日本健康食品工業会の目的と活動内容


新たに設立された日本健康食品工業会は、受託(開発)製造企業の特有の課題を整理し、解決策を推進することに力を入れています。また、加工会社の適正な利益確保と持続可能な事業運営の推進、加工の安全性向上を通じた業界の社会的地位の向上、健康食品の効能や安全性の向上、消費者信頼の回復という目的も掲げています。

さらに、既存の団体との連携を深め、行政との対話を強化することも重要な活動の一環です。これにより、健康食品業界の持続可能な発展を図り、消費者にとって安心・安全な製品を提供する環境を整えることが期待されます。

発起人一覧


本工業会の設立には、以下の4社が発起人として名を連ねました。
  • - アピ株式会社
  • - 株式会社AFC-HDアムスライフサイエンス
  • - アリメント工業株式会社
  • - 三生医薬株式会社

これらの企業は、受託(開発)製造の観点から健康食品業界の牽引役としての役割を果たすところです。

報道関係者向け説明会の開催


新たな団体設立に伴い、報道関係者向けの説明会が2025年2月12日に実施されます。この説明会では、本工業会の設立背景や意義、業界の現状と課題、今後の活動方針について詳しく説明される予定です。健康食品業界の持続可能な発展や消費者の信頼回復にどのように寄与するか、今後の展望や受託(開発)製造企業の役割強化についても焦点が当てられます。

この重要な説明会への参加を希望する報道関係者は、事前登録が必要ですので、詳細情報は公式ウェブサイト等でご確認ください。

まとめ


健康食品業界は、ややもすれば誤解や不安を招きやすい領域ですが、新たに設立された日本健康食品工業会は、この業界の信頼性を高め、消費者に対してより安全で高品質な製品を提供するための基盤を築くことを目指しています。今後の活動に大いに期待したいところです。

会社情報

会社名
一般社団法人日本健康食品工業会
住所
東京都品川区大井1-47-1NTビル7F
電話番号
090-9805-4647

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