MS＆ADインシュアランスグループがサステナビリティ方針を改定し新規プロジェクトを追加

MS＆ADインシュアランスグループの新たな一歩

MS＆ADインシュアランスグループホールディングス株式会社は、取締役社長でありグループCEOの舩曵真一郎氏の指導の下、グループ方針「サステナビリティを考慮した事業活動」を改定しました。この改定は、環境や地域社会への影響を真剣に考慮し、企業としての責任を果たすための一環として行われています。

改定の具体的な内容

グループは、発電事業や投融資にあたって、環境や地域社会に対するリスクを事前に評価する「環境・社会リスク評価」を行います。従来は未開拓の場所への大規模農林水産事業や水力発電所の新規建設が対象でしたが、今後は太陽光発電、陸上風力発電、バイオマス発電の新規プロジェクトも加わります。これにより、環境への配慮が必要な事業を選定し、持続可能な成長を目指します。

対象事業の詳細

- 水力発電所の新規建設: 変更なし。
- 国内の太陽光発電所、陸上風力発電所、バイオマス発電所の新規建設: 環境への配慮状況を踏まえた取引判断を行い、必要に応じて解決策を提案します。

改定の背景

再生可能エネルギーの導入が急速に拡大している中、未開拓エリアでの大規模な発電所建設が増えています。この中には、環境への負荷や生態系への影響を考慮せずに計画されたプロジェクトもあり、その影響が懸念されています。そのため、地域住民から反発を受けたり、大規模な森林伐採につながったりするケースが出てきています。

今後の展開

MS＆ADグループは、保険による補償だけでなく、事故や災害を未然に防ぐためのプロダクトやサービスを展開しています。新しい「環境・社会リスク評価」の枠組みを通じて、より環境に優しい事業の進行をサポートし、自らの責任を果たしていく方針です。また、日本自然保護協会との協定に基づき、環境問題への対応を強化するための独自の調査データを活用する予定です。これにより、地域社会と調和した発展を目指し、持続可能な未来の実現を目指します。

さらに、グループはお客様との対話を重要視し、気候変動への適応力や自然資本の持続可能性を高める専用のプログラムを展開します。この取組みが、未来の世代につながる持続可能な社会の実現に大きく貢献することを期待しています。

詳しい取組みについては公式サイトをご覧ください。