カインズと交換できるくんが資本業務提携を発表
2025年11月21日、株式会社カインズと株式会社交換できるくんが資本業務提携を締結しました。この提携によって、カインズは交換できるくんが実施する第三者割当増資を通じて協業を開始します。カインズは主要株主となり、第4位の株主へと位置付けられます。この新たな連携は、両社のリソースを最大限に活かし、より便利で快適なリフォームサービスを提供することを目指しています。
両社の概要
カインズは1989年に設立され、オリジナル商品の開発やIT技術の活用を進めています。特に、2014年には「株式会社カインズ365」を設立し、リフォーム事業に力を入れてきました。これにより、1級建築施工管理技士などの専門家を揃え、大規模なリフォーム工事にも対応できる体制を構築しています。
一方、交換できるくんは、住宅設備単品の交換を専門とした企業で、2020年12月には東証グロースに上場しています。近年は、DXを活用しオンラインで住宅設備の交換を実現、業績を伸ばし続けています。特に、最近では賃貸住宅向けのBtoBサービスや、住宅設備工事付きのECサイトを展開するなど、多角的なアプローチで成功を収めています。
提携の背景と目的
住宅価格の上昇が続く中、消費者のリフォームへの関心は高まっています。しかし、熟練職人の引退や若年層の新規参入が少ないことから、リフォーム市場での職人確保と技術継承が重要な課題となっています。両社は、安心・手軽に利用できるリフォームサービスを提供するための価値観が一致し、今回の提携へと至りました。
カインズは、プロ特化のECサイト「トラノテ」を運営する大都社を完全子会社化する計画も進行中です。この基盤をもとに、交換できるくんとの提携を通じて、職人市場の強化を進めていく考えです。
協業内容
提携の具体的な内容には、以下のような取り組みが含まれています。
- - リプラフォームシステムの活用: 交換できるくんのシステムをカインズが導入し、現地調査不要の見積もりや準備をオンラインで完結できるようにします。これにより、消費者は迅速でスムーズなリフォーム体験が可能となり、職人の負担も大幅に軽減されます。
- - 事業領域の相互補完: 両社の強みを活用し、施工メニューやエリアを広げることで、多様なニーズに応えます。交換できるくんが持つ技術とカインズのリソースを生かし、全国規模でのサービス提供を目指します。
- - 職人育成プログラムの実施: 交換できるくんが立ち上げた「交換技能アカデミー」にカインズ専用のカリキュラムを設け、マルチ職人の育成を目指します。これにより、技術力の高い職人が育成されることで、リフォーム業界全体の質向上にも寄与します。
今後の展望
両社は今後、お客様の利便性向上と職人のブランド化・スキル向上に取り組む中で、リフォーム事業の全国展開を推進していきます。また、共同でのコミュニティ運営やクロスマーケティングを強化することで、職人市場の持続的な発展を支えていくとのことです。最終的には「カインズ×交換できるくん」のリフォームブランドを確立し、業界内での優位性を築くことを目指します。
カインズは今後も、職人市場の拡大と消費者の利便性向上を図りつつ、「Kindness」をテーマにしたリフォームサービスの創造に邁進します。