後藤組、日本DX大賞2024で「MX部門 大賞」受賞!
山形県米沢市の株式会社後藤組が、日本DX大賞実行委員会が主催する「日本DX大賞2024」のマネジメントトランスフォーメーション(MX)部門において「大賞」を受賞しました。
同社は、建設業界における人手不足という課題に対し、独自のDX戦略を推進することで、業務効率化や人材育成、さらには組織全体の変革を実現しました。その取り組みが評価され、「サイボウズ賞」も同時に受賞しました。
トップの強力な牽引力と全社的なDX浸透
後藤組のDX推進の成功には、トップの強力なリーダーシップが欠かせません。代表取締役の後藤茂之氏は、DXを経営戦略の中心に据え、全社的なDX推進体制を構築しました。
さらに、同社は戦略的に一部門からDXを導入し、その成功事例を社内に共有することで、全社への浸透を図りました。
ITスキル不要!誰でも参加できるDX活動
後藤組のDX推進の特徴は、ITスキルが低い従業員でも積極的に参加できる仕組み作りにあります。
同社は、業務改善ツールとして「kintone」を採用し、現場社員を含めた全社員がアプリ制作やデータ分析に挑戦できる環境を整えました。
誰でも簡単に操作できるkintoneを活用することで、従業員は業務の効率化や改善に積極的に取り組み、新たな価値を生み出しています。
具体的なDX事例
後藤組では、kintoneを活用した様々なアプリ開発やデータ分析が行われています。
事例1:工程表アプリ
従来、経験が必要とされていた工事工程表の作成を自動化するアプリを開発しました。このアプリにより、若手社員でも容易に工程表を作成できるようになり、経験工学からの脱却を目指しています。
事例2:顔認証打刻アプリ
建設業界の2024年問題に対応するため、社員の残業状況をリアルタイムにチェックできる顔認証打刻アプリを開発しました。このアプリにより、従業員の労働時間の可視化と適切な労務管理を実現しています。
DX推進による成果
後藤組のDX推進は、業務効率化や人材育成などの様々な成果を生み出しています。
残業時間20%以上削減
現場の書類60%以上削減
* 新卒若手社員の定着率アップ
中小企業のDX成功モデル
後藤組のDX成功事例は、ITスキルが低い従業員を抱える中小企業にとって、大きな示唆を与えます。
同社の取り組みは、中小企業が抱える人手不足や業務効率化などの課題解決に役立つだけでなく、従業員のモチベーション向上や組織全体の活性化にも繋がる、まさに「全員DX」を実現する成功モデルと言えるでしょう。
後藤組のDX戦略、中小企業の未来を変える可能性
後藤組の日本DX大賞受賞は、建設業界のみならず、中小企業全体のDX推進に大きな影響を与えるだろう。
同社の取り組みは、単なる業務効率化にとどまらず、従業員のスキルアップ、組織風土改革、そして未来への成長戦略へと繋がる、まさに「持続可能なDX」を実現している。
特に、ITスキルに自信がない従業員でも積極的に参加できる仕組み作りは、多くの企業にとって参考になる点だろう。
後藤組は、kintoneなどのツールを活用することで、従業員の潜在能力を引き出し、組織全体のDX化を促進した。
この成功事例は、中小企業が抱える人材不足や業務効率化などの課題解決に役立つだけでなく、従業員のエンゲージメントを高め、イノベーションを促進する効果も期待できる。
後藤組の取り組みは、中小企業がDXに取り組む際の成功事例として、広く知れ渡るべきだろう。
DX推進、地方企業が新たな道を切り拓く
地方の中小企業は、都会の大企業に比べて、人材獲得や情報収集などの面で不利な立場にあることが多い。
しかし、後藤組の事例は、地方企業が独自の強みを活かしてDXを推進し、新たな道を切り拓けることを証明している。
後藤組は、地域の特性を理解した上で、従業員のスキルアップや地域社会との連携を重視することで、持続可能なDXを実現したと言えるだろう。
地方企業がDXに取り組むことで、地域経済の活性化や雇用創出にも貢献できる可能性を秘めている。
後藤組の成功は、地方企業のDX推進を促進する力となるだろう。
まとめ
後藤組の日本DX大賞受賞は、中小企業がDXに取り組む際の成功モデルを提示し、地方企業のDX推進を加速させる力となるだろう。
同社の取り組みは、人手不足や業務効率化などの課題を抱える企業にとって、貴重な学びとなる。
今後の後藤組のさらなる発展を期待したい。