大阪・関西万博で実現するFAOと吉本興業の共演
2025年6月15日(日曜日)、待望の大阪・関西万博で、国連の専門機関である国際連合食糧農業機関(FAO)と日本のエンターテインメントの象徴である吉本興業が手を組んだ特別なイベントが開催されることが発表されました。このイベントは「Walk the Talk for SDGs in EXPO2025 UN&YOSHIMOTO」というタイトルで、持続可能な開発目標(SDGs)に関連するさまざまなアクティビティを通じて、参加者に楽しんでもらいながら重要なメッセージを届けます。
FAOの日本事務所を代表する日比絵里子所長は、このイベントが「難しそう」と感じられがちなSDGsのテーマを、吉本の芸人たちと共に楽しく身近に感じてもらうことを目的としていると語りました。彼女はこのユニークなコラボレーションに期待を寄せており、万博の場を通じて、SDGsの理解促進と国際連合の活動についての知識を広めることを目指しています。
イベント内容
1. タチマチの国連パビリオンツアー
このイベントの一つ目では、吉本の人気漫才コンビであるタチマチが登壇し、国連パビリオン内で行われている特別展示「SDGs目標2『飢餓をゼロに』を共に目指して」のガイドを務めます。タチマチによる親しみやすい解説を通じて、参加者は国連が行うプロジェクトの詳細に触れ、SDGsの重要性を学ぶことができます。イベントは、2025年6月15日13時からスタートする予定で、国連パビリオンの展示エリアにて行われます。入場は先着順ですが、一定の人数に達した場合は入場制限を行うこともあるため、早めの参加が推奨されます。
2. 国連職員とのトークセッション
二つ目のイベントでは、吉本の芸人銀シャリがMCを務め、国連で働く現役職員や大学院生とのインタビュー形式のトークセッションを実施します。国連の仕事に対する理解を深めるこのセッションは、6月15日16時45分から開場し、17時に開演、17時30分に終了する予定です。参加者は、国連での職務内容について直接聞くことができ、国際的な視野を広げる貴重な機会となるでしょう。
大阪・関西万博と国連パビリオン
2025年の大阪・関西万博は4月13日から10月13日まで開催され、約2800万人の来場者が見込まれています。「United for a Better Future: 人類は団結したとき最も強くなる。」をテーマにした国連パビリオンでは、日々午前9時30分から午後9時までの間に、さまざまな展示が行われています。特に、今回のイベントで紹介される「SDGs目標2『飢餓をゼロに』」に関する展示では、農業・食料システムの重要性が説かれ、あらゆる地域での食料安全保障が如何に強化されるかに焦点が当てられます。
FAOの概要
FAOは、全世界の飢餓を撲滅するために活動する国連の専門機関で、194カ国と欧州連合(EU)が加盟しています。FAOは、質の高い食料へのアクセスを確保し、すべての人々の食料安全保障を達成することを目標に掲げています。日本におけるFAOの拠点は、1997年に横浜に設立され、以降、持続可能な食料システムの促進に向けて多くのプロジェクトを展開しています。
このように、多くの人々が参加できるこのイベントは、楽しみながらSDGsについて学ぶことができる貴重な機会です。万博の開催を通じて、国連やFAOのメッセージを広め、持続可能な社会を目指す意識を高めることができるでしょう。
今後の情報に注目し、ぜひこの特別な機会に参加してみてはいかがでしょうか?