マイクロプラスチック協定
2019-06-25 13:00:09
さいたま市、ウォータースタンドと共にマイクロプラスチック問題に挑む新協定を締結
さいたま市、ウォータースタンドと共にマイクロプラスチック問題に挑む新協定を締結
さいたま市は、ウォータースタンド株式会社と連携し、マイクロプラスチック問題解決に向けた新たな協定を発表しました。この取り組みは、環境省が進めるプラスチック削減の政策の一環として策定されました。
背景
プラスチックのごみは、陸上に放置されると風雨によって河川を通り、最終的には海へ流れ込みます。この過程でプラスチックは削られ、5mm以下のサイズとなり「マイクロプラスチック」となります。このマイクロプラスチックは、海洋生態系に多大な影響を及ぼすことで知られ、世界全体での海洋プラスチック汚染が深刻化しています。特に、さいたま市は荒川を含む多くの一級河川が流れており、海洋と密接に関わっています。
市は使い捨てプラスチックごみの削減を進め、全世界の共通課題であるマイクロプラスチック問題の解決を目指しています。ウォータースタンド株式会社との協力により、具体的な施策を実施していくことが重要です。
協定の実施内容
さいたま市の取り組み
1. プラごみ削減キャンペーンの展開
産官学の協力を得て、プラスチックごみの削減を推進するキャンペーンを展開します。
2. マイボトル・マイバッグ運動
市民に対してマイボトルやマイバッグの利用を促進します。
3. 河川のマイクロプラスチック調査
大学などと連携し、市内河川のマイクロプラスチック汚染状況を調査します。
ウォータースタンド株式会社の取り組み
1. マイボトルキャンペーンの実施
自社のキャンペーンにより、電力消費やペットボトルごみの削減に成功しています。
2. クリーン活動の実施
プラスチックごみの海への流入を防ぐための清掃活動を展開します。
3. 情報発信
プラスチックごみの削減に関する情報を広く発信しています。
協働による実施内容
市役所や区役所に、およそ30台の水道直結式ウォーターサーバー「ウォータースタンド」が設置されます。これにより、市民がマイボトルを利用して水を持ち帰ることができ、ペットボトル使用の抑制が期待されます。目標として、ペットボトルごみを10%削減することを掲げています。設置場所は市役所本庁舎の各階パントリーや、各区役所のランチルーム等で利用可能です。
ウォータースタンドの特徴
ウォータースタンドは水道直結型のウォーターサーバーで、JIS規格に基づいた浄水器試験に合格しており、ウイルスやバクテリアまで安全に除去します。容器が不要なため、プラスチックごみの排出削減に寄与します。
企業として、ウォータースタンドは持続可能な社会への貢献を目指し、環境負荷の低減に取り組んでいます。マイボトルを利用することで、水を持ち運び、ペットボトル消費を大きく減少させることができるのです。
さいたま市とウォータースタンド株式会社の未来
この協定は、さいたま市の環境保護活動の一環として、持続可能な社会の実現に向けて大きな一歩を踏み出すものです。マイクロプラスチックの問題解決に向けて、双方が協力し合い、地域から世界へと影響を与えていくことを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
ウォータースタンド株式会社
- 住所
- 埼玉県さいたま市大宮区桜木町4-463
- 電話番号
-
048-648-6668