『キッズヘルスステーション』始動
2024-08-28 09:10:12

小児の健康を守る新たな取り組み、無償データダッシュボード『キッズヘルスステーション』登場!

小児の健康を見守る新ツール『キッズヘルスステーション』



株式会社JMDCは、国内最大級のヘルスビッグデータを活用し、小児(0~14歳)の疾病についての流行状況を把握できるダッシュボード『キッズヘルスステーション』の無償提供を開始しました。この取り組みは、小児における疾患や治療に対する研究が困難である現状を打破するためのプロジェクト「Big Data For Children」の一環です。

ダッシュボードの特徴


『キッズヘルスステーション』は、全国の健康保険組合や薬局から集積された膨大なデータを基にしており、商用データベースと同様に速報性に優れています。特に、感染症の流行に関する情報を迅速に公開し、家庭内でのマスク着用や手洗いの徹底を促進します。また、教育機関における学級閉鎖や感染防止策を決定する際に重要な情報源となります。

1. ヘルスビッグデータの活用


JMDCが持つ商用データベースからの情報を元に、全国の健康保険組合300以上や、6,000を超える薬局からのデータが組み合わされて、最新の流行状況を詳細に分析しています。

2. 最新情報の週次更新


『キッズヘルスステーション』では、毎週月曜日に前週のデータを更新。保健所からの情報公開まで通常約2週間かかる中、データのタイムラグは最短2日と、迅速に最新情報を提供します。

3. 感染症以外の情報も


感染症だけでなく、風邪や胃腸炎の流行状況も予測しており、現在は「インフルエンザ」「風邪症状」「胃腸炎」の三つの病気が対象です。今後、他の疾病にも対応していく予定です。

流行指数とは


流行状況を数値化した「流行指数」を提供し、都道府県ごとの疾病の流行を可視化します。この指数を元に、感染症の拡大を防ぐための具体的な行動指針を提示し、家庭や教育機関での感染防止に寄与しています。

注意報ラインの設定


『キッズヘルスステーション』では、流行指数が100を超えた際に感染症の急増が確認されており、これを注意報ラインと定めています。この情報は、保護者や教育機関が感染対策を講じるための重要な指標となります。

監修者のコメント


愛知医科大学の鈴木教授は、集団生活を送る子供たちが感染症にかかりやすいことを指摘し、流行状況をリアルタイムで把握することの重要性を強調しています。この取り組みが、より効果的に感染症対策を実施する助けになると期待されています。

子どもたちの未来を守る


「Big Data For Children」プロジェクトは、子供たちの医療状況についての意識を高め、彼らの健康を守る取り組みです。JMDCは、医療ビッグデータを駆使し、このプロジェクトを通じて、貧弱な医療環境を改善し、より良い未来を築くための基盤を提供します。

まとめ


『キッズヘルスステーション』は、日々の健康管理に必要な情報を迅速に提供し、家庭での感染症対策や学校での対応を支える重要なツールとなるでしょう。小児の健康を守るためのこの新しい取り組みに、多くの関心と利用が期待されます。


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会社情報

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株式会社JMDC
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