NTTスマートコネクトの新サービス「wakucone plus」とは
NTTスマートコネクト株式会社が、2025年11月5日に業務可視化とITリスク管理・対処を一体で実現する新サービス「wakucone plus」を発表します。このサービスは、同社が2018年から提供している「wakucone」にIT資産管理機能及びセキュリティリスク検知・対処機能を統合したもので、特に企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進と情報セキュリティの強化を目指しています。
背景と目的
近年、多くの企業が業務プロセスの最適化を実現するための支援を求めていますが、それに伴いIT資産の管理や増加するセキュリティリスクへの対応が新たな経営課題として浮上しています。この中でNTTスマートコネクトは、業務課題の発見・改善からセキュリティリスクへの検知・対処へとサービスの領域を広げ、新たなニーズに応える形で「wakucone plus」を提供する決断をしました。
特徴
「wakucone plus」の特長は以下の通りです:
1. 視認性の高いダッシュボード機能
企業が保持するすべてのIT資産やリスクを一元管理できるダッシュボードを搭載しています。これにより、セキュリティインシデントを早期に発見し、迅速に対応することが可能です。
2. エムオーテックスとの連携
特に国産セキュリティメーカーのエムオーテックス株式会社が開発した「LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版」との連携を強化しています。これにより、IT資産の把握やセキュリティリスクの検知だけでなく、端末の紛失時の遠隔対処などにも対応できるようになります。
3. 業務実態の可視化と分析
業務の改善が求められる中、アプリケーションの利用状況や操作ログを可視化し、繰り返し行われる作業パターンをAIが自動で抽出・分析します。これにより、効率化を促進し、DX推進を後押しします。
新サービスの利点とは
この「wakucone plus」は、単なる業務実態の可視化に留まらず、企業の生産性向上や情報セキュリティ強化に寄与すると同時に、経営基盤をより強固なものにします。ユーザーは、業務可視化とITリスク管理・対策を一つのプラットフォームで実現できるため、利便性が大きく向上します。
企業の声
エムオーテックス株式会社の代表取締役社長、徳毛博幸氏は「サイバーセキュリティの脅威が高度化する中、業務の可視化とセキュリティ対策を両立させることが組織にとって重要な経営課題となっています。NTTスマートコネクトの「wakucone」と連携することで、一層の生産性向上を図りたい」とコメントしています。
今後の展開
NTTスマートコネクトはこの新サービスをより多くの事業者に届けるため、協力企業を募集しています。また、企業のニーズに応じた機能改善や新サービスの展開にも取り組む方針です。これにより、さらなる技術革新とサービス向上を目指し、企業のDX推進をサポートしていく考えです。
まとめ
「wakucone plus」は、業務効率化とセキュリティ対策の両方を見据えた画期的なサービスであり、企業のデジタル変革を側面から支援します。これからのビジネスシーンでますますその重要性が高まっていくことでしょう。期待が膨らむこのサービス、2025年の登場を心待ちにしています。