食で支える入院生活
2025-10-16 12:12:05

入院中の子どもたちと家族を支える食の支援活動を紹介

入院中の子どもたちを“食”で支援する取り組み



2023年10月6日、認定NPO法人キープ・スマイリング(東京都中央区)は、日本ケロッグ合同会社(東京都千代田区)と共に、「世界食料デー月間」を契機に、入院中の子どもたちとその付き添いをするご家族を支援する新たな活動を実施しました。このプロジェクトでは、JCHO群馬中央病院を通じて、特別支援パックが贈呈されました。

取り組みの背景



キープ・スマイリングは、2020年から入院中の子どもに付き添うご家族を対象に、調理不要な食品や疲労回復アイテム、衛生用品を含む「付き添い生活応援パック」を提供しています。2025年からは、突然の入院に対応するための「付き添い生活応援パックライト」を新設し、これまで以上に物的・心理的サポートを強化しています。

とりわけ、2022年に実施した「入院中の子どもに付き添う家族の生活実態調査」からは、付き添い家族が抱える食に関する深刻な問題が浮き彫りになりました。調査結果によれば、毎日の食事が十分に取れず、時間や資金的制約から栄養バランスが崩れていることが分かりました。一部の家族は「1日2食しか食べられていない」という厳しい状況に置かれていることも確認されています。

特別な支援パックの贈呈



今回贈呈された「スペシャル応援パック」には、キープ・スマイリングの「付き添い生活応援パックライト」と、栄養バランスの良いケロッグ製シリアル、さらに入院中の子どもたち向けにお絵かきノートと色鉛筆のセットが含まれています。贈呈式にはケロッグの人気キャラクター、トニー・ザ・タイガーも参加し、子どもたちに直接プレゼントを手渡す場面もありました。

医療スタッフからの支持



この活動を受けて、JCHO群馬中央病院の院長である内藤浩氏は、子どもに付き添う家族の食事に関する課題が非常に重要であると述べ、その取り組みを高く評価しました。また、小児科主任部長の河野美幸氏も、シリアルが心身の支えになっていることを強調しました。

目指す社会の実現



キープ・スマイリングの理事長、光原ゆき氏は、「入院中の子どもとその家族が笑顔でいるための環境づくりに取り組んでいる」と発言し、ケロッグとの連携を通じて部族に光を当て、食事の改善を目指しています。社会全体で子どもと家族を支える仕組みの確立を目指していると述べました。

ケロッグに寄せる想い



ケロッグ高崎工場の工場長松原剛氏は、地域の医療現場で役割を果たすことができたことを嬉しく思い、製品が家庭に安心を提供できることを信じています。社員が心を込めた支援が入院中の皆様に届くことを願っています。

今後の展望



この取り組みは、入院中の子どもたちとその家族に必要な食の環境を提供する重要な一歩です。将来的には、より多くの支援が、地域や社会全体で広がっていくことが期待されています。私たち一人一人が、入院中の家族を支え合う社会を築いていくための意識を高めることが重要です。このような活動を通じて、私たちは未来の世代に、笑顔と希望をもたらすことができるでしょう。


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会社情報

会社名
認定特定非営利活動法人キープ・スマイリング
住所
東京都中央区銀座4-13-19銀林ビル4F
電話番号
03-6822-5371

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