株式会社データロジック 新ソフトウェア「S/F出荷計画」の提供開始
山口県萩市に本社を置く株式会社データロジックが、鉄骨専用CADシステムと連携し、トラック手配や3Dでの積載シミュレーションを行う新しいソフトウェア「S/F出荷計画」の販売をスタートしました。これは、建設現場に最適な鋼材を効率よく運搬するための鋼材運搬ソリューションです。
データロジックの歴史と背景
データロジックは1987年に設立され、鉄骨建築物向けの高品質なソフトウェアを提供する企業として、業界内での強い信頼を築いてきました。今年で創業38年目を迎え、鉄骨専用CADソフト「S/F REAL4」を中核としたさまざまな設計ソリューションを開発し続けています。特に、鉄骨建築に必要な詳細なデータを管理し、効率的な設計をサポートすることで、多くの設計事務所や鉄骨メーカーから支持を受けています。
「S/F出荷計画」の特長
「S/F出荷計画」は、トラックの出荷・搬入予定日を簡単に設定できる機能が備わっており、「S/F REAL4」で作成されたデータに基づいて、鋼材の長さや重量を考慮しながら必要な車種や台数を自動計算します。さらに、3Dモデルを使用して積載位置をグラフィカルに確認し、出荷予定日などをカレンダーで管理することができます。
Google MAPとの連動
このソフトウェアはGoogle MAPと連携しており、現場までの距離や時間を算出できます。これにより、運転手の稼働時間を早期に見積もることができ、より効率的な運搬計画を立てるのに役立ちます。
シミュレーション機能
「S/F出荷計画」においては、3Dモデルを使用した積込シミュレーションが可能であり、任意の位置に移動したり、角度を変更したりすることができます。これにより、複雑な鋼材製品でも事前にしっかりと検討でき、必要トラック台数の最適化や積込にかかる時間の短縮が期待されます。
自動帳票作成
出荷表では、トラックごとの積載製品を記載し、運送業者や元請けに提出する資料を自動で生成することもできます。これにより、手間のかかる事務作業の負担を軽減し、効率的な業務運営が実現します。
コメント
同社の代表取締役である波田政幸氏は、「40年近くにわたり、鉄骨建築の設計のためのソフトウェアを開発してきた経験が生かされていると自信を持っています。運搬コストの上昇が問題視される中、鋼材運搬の効率化は急務であり、『S/F出荷計画』はその解決策となることを確信しています」と述べています。
会社情報
株式会社データロジックは、鉄骨専用CAD分野で70%という圧倒的シェアを誇る企業であり、萩市に根ざした地域密着型のビジネスを展開しています。同社の製品は、日本の鉄構業界に多大な影響を与え、今後もさらなる成長が期待されます。
所在地:山口県萩市江崎25-1
設立:1987年
業種:鉄骨設計関連のソフトウェアの開発・販売・サポート
URL:
データロジック公式サイト