刀剣展「刀剣-Touken-刀が映す東御の歴史」
昨年、多くの方にご来場いただいた刀剣展が、再び長野県東御市にて開催されます。梅野記念絵画館・ふれあい館で行われる本展「刀剣-Touken- 刀が映す東御の歴史(けしき)」では、江戸末期に活躍した刀工・山浦真雄と源清麿兄弟の名刀や、現代刀匠・宮入法廣氏による代表作が一堂に展示されます。
刀剣に宿る「景色」とは?
日本刀には、その表面に「景色」と呼ばれる情景が浮かび上がると言われています。この「景色」は、見る人に様々な思いを抱かせるものであり、刀剣を通じて東御市の歴史や文化、さらには現代の美について学ぶことができます。
東御市は、江戸時代に名刀を生み出した刀工たちの故郷として知られており、彼らの作品は今なお多くの愛好者を魅了しています。本展では、天下無双の力士、雷電為右衛門が所有していた脇指や、地域の神社に伝わる刀剣など、地元に根付いた刀剣の数々が紹介されます。
さらに、歴史ある刀剣と並んで、長野県無形文化財保持者として知られる宮入法廣氏の正宗賞受賞作も展示され、法廣氏の豊かな作刀歴をたどることができる貴重な機会です。ここでは、刀剣とそれが宿す「景色」を通じて、東御の時代背景や文化の深層を探求できます。
展示会の詳細
- - 会期: 2025年11月15日(土)〜2026年1月12日(月・祝)
- - 開館時間: 9:30〜17:00(入館は16:30まで)
- - 休館日: 月曜日(祝日の際は翌火曜日)。12月28日から1月5日は冬季休館。
入館料
- - 一般: 500円(団体: 400円)
- - 高校生以下: 無料
- - その他: 障がい者割引あり。
現金での支払いのみ対応していますのでご注意ください。
アクセス
開催地は東御市梅野記念絵画館・ふれあい館です。しなの鉄道・田中駅からタクシーで約15分、上信越道・東部湯の丸ICからは車で約20分です。
さらに、土曜日限定で無料運行バスも予定されているので、詳細については公式X(旧Twitter)をご確認ください。
関連イベント
本展では、いくつかの特別イベントも開催予定です。
1.
オープニング特別講座「正倉院に学ぶ Touken」
- 日時: 2025年11月15日(土)13:30〜15:30
- 登壇者: 西川明彦氏(宮内庁正倉院事務所前所長)、宮入法廣氏
2.
銘切体験「刀匠と一緒にものづくり」
- 日時: 2025年11月23日(日)10:00〜12:00/13:00〜16:00
- 参加費: 3,000円(事前予約制)
3.
特別文化対談「福島善三×宮入法廣」
- 日時: 2025年12月6日(土)10:00〜12:00
- 会場: 東御市立北御牧中学校音楽ホール
最後に
本展は、刀剣を通じて地域の歴史や文化を感じる貴重な機会です。ぜひ足を運び、刀剣が映し出す「景色」を楽しんでください。