ストルアス、デンソーウェーブと連携しXmaticの自動化ラボを拡張!
ストルアスは、同社が開発した世界初の全自動エンドツーエンド研磨・琢磨装置「Xmatic」の試料作製工程のさらなる自動化を目指し、デンソーウェーブとの連携を発表しました。
2022年9月にリリースされた「Xmatic」は、研磨および琢磨プロセス全体を自動化する革新的な装置です。試料ホルダーが装置にセットされると、「Xmatic」は面出し研磨、精研磨、洗浄、最終研磨など、すべてのプロセスを自動的に実行し、分析準備が整った試料を提供します。これにより、従来の手作業に比べて、再現性向上と大幅な時間短縮を実現しました。
デンソーウェーブの「COBOTTA PRO」導入による更なる自動化
ストルアスは、「Xmatic」のさらなる自動化を推進するため、デンソーウェーブの人協働ロボット「COBOTTA PRO」を導入しました。「COBOTTA PRO」は、「Xmatic」の使用前・後の作業、具体的には試料ホルダーのレベル調整器「ユニフォース」による試料装着作業を自動化します。これにより、人的リソースの削減と作業時間の有効活用が可能になります。
自動化による製造業の課題解決
近年、日本の製造業では、技能人材の不足、熟練技術者の技術伝承の遅れ、トレーサビリティ確保の重要性など、多くの課題が浮上しています。このような状況下、自動化やロボット化は、製造業の課題解決に大きく貢献すると期待されています。ストルアスは、「Xmatic」や自動化ラボの取り組みを通じて、日本の製造業を支援していくことを目指しています。
JASIS2024でデモ展示
2024年9月4日(水)から3日間、幕張メッセで開催される「JASIS2024(最先端科学、分析システム&ソリューション展)」では、ストルアスブース(6B-701)にて、「COBOTTA PRO」による「Xmatic」への試料配置、全自動研磨工程のデモンストレーションを公開します。
ストルアスとデンソーウェーブについて
ストルアスは、1875年の創業以来、微細構造検査製品とサービスのリーディングカンパニーとして、世界中の企業や研究機関から信頼されています。デンソーウェーブは、自動車部品製造やFAシステム、ロボットなど、幅広い事業を展開する企業です。
まとめ
ストルアスとデンソーウェーブの連携による「Xmatic」の自動化ラボ拡張は、製造業における課題解決に貢献する取り組みです。今後の展開が期待されます。