高槻市にある高槻市立認定こども園分室では、園児16人を対象に、通園バスに閉じ込められた際の対応訓練を実施しました。
この訓練は、交通事故などの不測の事態が発生し、園児がバスに閉じ込められてしまう可能性があることから企画されました。
訓練では、実際に園児たちが普段利用している通園バスを使用し、高槻市営バスの運転士からクラクションの鳴らし方とハザードランプの点灯方法を学びました。
園児たちは、実際にクラクションを鳴らしたり、ハザードランプを点灯させたりする体験を通して、助けを求める方法を習得しました。
訓練の様子は、真剣な表情でクラクションを操作する園児たちの姿が見られ、命を守る行動の大切さを実感しているようでした。
同園では、通園バスの安全対策として、置き去り防止装置の導入や、バスに添乗するスタッフの配置など、様々な対策を講じています。
今回の訓練は、そのような対策を講じていても、万が一の事態に備えるための重要な訓練であり、園児たちの安全意識を高めることに役立ちました。
施設の職員は、今回の訓練を通して「子どもたちに対し、いざという時に自分たちの命を守れる行動をこれからも伝えていきたい」と話しており、今後も園児たちの安全確保に努めていくことを強調しました。