新たな金融サービスの展開
株式会社レグコンパスは、東京都中央区に本社を置く企業で、金融商品取引法に基づく「投資運用関係業務受託業」の登録を完了しました。これにより、投資運用業者に対するコンプライアンス業務のアウトソーシングサービスを開始し、新規および既存の投資運用業者が抱えるコンプライアンスのニーズに応える道が開かれました。
投資運用業の現状
近年、日本における投資運用業は、新規参入者が少ない傾向にあります。その要因として、運用人材やバックオフィス業務にかかる負担が大きいことが挙げられます。政府は、資産運用業の発展を目指し、2023年12月に「資産運用立国実現プラン」を公表し、さらなる改革を進めています。
この改革の一環として、投資運用関係業務受託業の新設が行われ、これにより第三者にミドル・バックオフィス業務を委託することが可能になります。これにより、登録する際の人的負担が軽減され、より多くの特色ある運用会社が誕生することが期待されています。
レグコンパスの新サービス
レグコンパスは、金融商品取引法に基づく新たな登録を受け、22年11月より正式に業務を開始しました。同社は、国内外の投資運用業者からのコンプライアンス業務を受託し、効率的な業務運営を支援していく方針です。これにより、投資運用業者は自社内でのミドル・バックオフィス業務の人材確保を気にせず、登録申請に臨むことが可能になります。
特に新しいスタートアップなどには大いにメリットが期待されており、レグコンパスの存在が新規参加者のハードルを下げる役割を果たすことでしょう。的確なコンプライアンス業務が提供されることで、業者はその本質的な業務に専念することができます。
今後の展望
レグコンパスは、金融業界の効率化と新規参入の促進を重要視しており、今後も様々なニーズに応えるための新サービスを展開していくことを計画しています。また、金融対しての市場はますますダイナミックと化していくため、業界に新たな風を吹き込むことが期待されます。
コラボレーションと支援
さらに、レグコンパスは平和不動産が運営する金融系スタートアップの集積地「FinGATE」とも提携しております。この取り組みは、投資運用業者のコンプライアンス業務を支援し、日本の金融業界全体の活性化につながるものです。FinGATE内では、様々な金融関連のスタートアップが集結しており、地域の金融シーンにおいて重要な役割を果たしています。
まとめ
株式会社レグコンパスは、新たなコンプライアンス業務の外部委託サービスを通じて、投資運用業者の業務効率を向上させ、金融業界の新たなイノベーションを生み出すことを目指しています。これからの「投資運用関係業務受託業」の発展により、日本の資産運用業が一層進化していくことに期待が寄せられています。