アクティブ サーマルシリーズの魅力
1921年に設立されたフランスのアルパインブランド“ミレー”が、新たに登場したアクティブ サーマルシリーズを発表しました。登山やアウトドアアクティビティにおいて、保温、通気、吸水速乾といった機能を巧妙に組み合わせ、運動中にその効果を最大限に発揮することが特徴です。このシリーズは2024年8月30日から販売が開始されます。
シリーズの特徴
アクティブ サーマルシリーズは、登山環境に応じて最適なレイヤリングを実現するために、4つの異なるサーマル素材を採用しています。以下にそれぞれの特徴を詳述します。
1. DRY GRID(ドライグリッド)
肌に触れる面はポリプロピレン素材のグリッド構造で作られ、汗をしっかりと管理します。外側は吸水性と拡散性に優れたポリエステル製で、多様な活動に対応可能なハイブリッドファブリックです。運動量の多い登山時には最適なベースレイヤーとして、また肌寒いときは薄手のフリースとして利用できます。
2. THROUGH WARM(スルーウォーム)
この素材は、軽量でありながらも暖かさを保つ起毛メッシュを使用しています。独自のメッシュ構造により通気性と保温性が両立されており、軽快に動ける冬のアクティビティには欠かせないアイテムです。これにより、アクティブな行動を支える保温着として多様なシーンで活躍します。
3. WAFFLE WOOL(ワッフルウール)
高品質のメリノウールと化繊を混ぜ合わせたワッフル生地は、計算されたコンピューター編みで仕上がっています。これにより絶妙なフィット感と保温性、通気性が実現。特に脇下や背中のエリアでは、それぞれの特性に合わせた編み方が行われ、通気性や伸縮性を細かくコントロールしています。
4. ALPHA LIGHT SWEAT(アルファライトスウェット)
この製品は、ポーラテック®️アルファ®️素材を用いて、中綿と通気性のあるニット素材を組み合わせたアクティブインシュレーションです。登山のベースレイヤーや他の中間着との組み合わせが可能で、特に寒暖差の激しいシーズンにおいても快適に着用できるアイテムです。
適切な選択がカギ
秋冬の登山では、気温や天気の変化が激しくなります。そのため、アクティブサーマルシリーズの中からそれぞれの山行に合ったアイテムを選ぶことが、より快適な登山体験によります。4つの素材を理解し、自分に最適な一着を選ぶことが重要です。
ミレーの歴史
ミレーは、1921年にフランスで創業し、特に1950年にはフランス隊の8010m峰登頂を支えたバックパックで一躍有名になりました。それ以来、ミレーは登山界での足跡を残し続けてきました。現在も、名峰モンブランの麓から革新的な製品を世界に向けて発信しています。新シリーズとともに、さらなるアウトドアの楽しみが広がることを期待しています。