はなまるが挑む讃岐うどん文化の革新
香川県高松市に本社を構える株式会社はなまるは、2025年1月1日から「おいでまい!さぬきプロジェクト」をスタートすることを発表しました。これは、創業以来積み上げてきた讃岐うどんの伝統を守りつつ、新たな革新を目指す取り組みです。本記事では、このプロジェクトの詳細と、その背景に迫ります。
讃岐うどんの魅力の発信
2000年に設立されたはなまるは、気軽に入れるセルフ形式のうどん店として、全国にその名を広めました。特に、個々の店が持つ独自のスタイルやレシピが讃岐うどんの多様性を生み出しており、これが讃岐うどんの最大の魅力となっています。しかし、はなまるはその魅力をより一層発信し、地域のうどん文化を維持・発展させる必要性を感じるようになりました。
原点回帰と地産地消の促進
2025年の本社移転は、香川県の地元産品を使用した商品開発の促進や、地域との連携を強化する一環です。地産地消を進めることで、香川県の魅力を全国に広める拠点となることを目指します。
プロジェクト名の由来
プロジェクト名「おいでまい」は、讃岐の方言で「いらっしゃい」という意味です。この言葉には、顧客に讃岐うどんを楽しんでもらいたいというはなまるの真心が込められています。
新たな挑戦とその内容
今後のプロジェクトでは、香川県内の複数店舗が全面改装されるほか、新メニューの開発も行います。特に注目されるのが香川県産の小麦「さぬきの夢」を使用したうどんです。これにより、より一層本格的な讃岐うどんを提供できるようになります。
新本社への想い
新本社は、香川県高松市田町14番地5に位置し、田町商店街の一角です。この地は地域の皆様とも深い絆があり、はなまるはこの場所で次のステップへ進む準備が整いました。移転にあたり、所信表明として四国新聞に広告を掲載し、讃岐うどん文化の重要性を強調しました。
未来への展望
2025年度中には、地元の人々と共に新たなメニューや店舗の改装をスタートします。また、香川県の魅力を伝えるために、全国の顧客へのアプローチも強化します。「讃岐うどんを食べたい」「讃岐うどんを食べに行きたい」と思わせるような企画やイベントも視野に入れています。
まとめ
創業25周年を迎えるはなまるが、新たに挑戦する「おいでまい!さぬきプロジェクト」は、讃岐うどんの伝統を守りながら革新を起こす重要な取り組みです。讃岐うどんの魅力を全国に伝えながら、地域に根ざした食文化を保全・継承していくための第一歩となるでしょう。香川県と共に、はなまるから新たな歴史を作り出す挑戦が始まります。