おにぎり両極化時代
2025-02-07 13:35:03

2024年のコンビニおにぎりトレンド:人気具材の両極化とインバウンド需要の拡大

コンビニおにぎり人気調査2024:トレンドの変化と両極化の進行



一般社団法人おにぎり協会は、2024年のコンビニエンスストアにおけるおにぎりの人気トレンドを分析しました。この調査は、全国の主要なコンビニ3社に焦点を当て、「コスパ」と「ボリューム」が求められる時代が到来したことを示しています。

調査の概要


調査は2024年1月から12月までの期間に行われ、対象となったのはセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップの4社です。これらの店舗におけるおにぎりの販売状況が詳しく分析されました。

おにぎり市場の動向


2024年は、原材料費の高騰にも関わらず、各社が「価格を抑えつつ、満足感のある商品」を提供することが求められました。これにより、お手頃価格の定番と、ボリューム満点の新商品が併存しています。

お手頃価格とボリューム系の人気


セブン-イレブンは「うれしい値!」を導入し、主力商品の価格を見直しました。また、ローソンでは「盛りすぎチャレンジ」を行い、通常よりも47%増量したおにぎりを販売。ファミリーマートも低価格帯の商品だけでなく、高価格帯のボリューム系おにぎりが人気を集めています。こうした動きは、安価なおにぎりとリッチなおにぎりの両極化を進めていることを示しています。

人気ランキングから見るトレンド


コンビニ各社の人気ランキングを見ると、定番の「ツナマヨネーズ」や「鮭」が上位を占めています。特にツナマヨネーズは全てのコンビニで1位を獲得し、幅広い世代に愛されていることがわかります。価格帯に注目すると、セブン-イレブンとミニストップはリーズナブルな価格設定をしていますが、ファミリーマートとローソンでは幾分高価であることが際立っています。

おにぎり人気ランキング (2024年)


  • - セブン-イレブン
1. 手巻おにぎり ツナマヨネーズ(128円)
2. 手巻おにぎり しゃけ(128円)
3. 手巻おにぎり 北海道産昆布(128円)

  • - ローソン
1. 手巻おにぎり シーチキン®マヨネーズ(157円)
2. 和風シーチキン®マヨネーズ(157円)
3. 金しゃりおにぎり 焼さけハラミ(279円)

  • - ファミリーマート
1. 手巻シーチキンマヨネーズ(155円)
2. 直巻焼しゃけ(150円)

  • - ミニストップ
1. 手巻ツナマヨネーズ(118.80円)
2. 手巻紅鮭(151.20円)

新たな試みとインバウンド需要の増加


2024年の新作おにぎりは、ボリュームや具材の充実が目立ちます。特にサンドおむすびやオムライス、おしゃれな炒飯系おにぎりが台頭し、その方向性が強化されています。この傾向は、訪日観光客の増加によるインバウンド需要と密接に関連しており、国内外での人気が高まっています。

コンビニ各社の新作おにぎり トレンド


  • - セブン-イレブン
1. 手巻おにぎりツナマヨネーズ(128円)
2. たまご醤油おむすび(118円)

  • - ファミリーマート
1. サンドおむすびファミチキ(320円)

  • - ミニストップ
1. 玉子炒飯(105.84円)

結論


2024年のおにぎり市場は、価格の引き下げと新商品の投入でより多様化しています。コストパフォーマンスを重視するトレンドの中、低価格商品が人気を得ている一方で、ボリュームたっぷりのリッチなおにぎりも需要を集めています。今後も、おにぎりの進化が楽しみです。


画像1

会社情報

会社名
一般社団法人おにぎり協会
住所
神奈川県鎌倉市材木座5-9-6
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。